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大阪・関西万博の批判 真実か否か現地で確かめてきた!


体験記
2025年6月26日

現在、大阪で開催されている「2025年大阪・関西万博」は、開幕前からメディアやSNS等で数々の批判を受けています。

そこで著者は先日、「メディアやSNSでの批判は真実なのか」を確かめるために、大阪・関西万博に行ってきました!

今回は、その上で本当に「その批判は真実だったのか」、メディアやSNSで目にする批判を中心に、6つの観点から忖度なしで紹介していきます。(前回の実際に行って分かった!大阪・関西万博の見どころ3選!はこちら)

①「参加国が少ない」という批判は本当か?

1つ目は「万博なのに参加国が少なすぎる」という批判です。

現在、日本が承認しているのは約196の国と地域。そのうち約158の国と地域が今回の万博に参加しています。

これは過去の万博と比べても、参加国が少ないどころか十分に多い数字となっています。

実際に現地を回ってみると、とても1日や2日では回りきれないほどのパビリオンが並び、圧巻の規模でした!

(数多くの国と地域のパビリオンが並ぶ大阪・関西万博)

(大阪・関西万博にて著者が撮影)


②「税金の無駄遣い」は真実?

2つ目の批判は「万博なんて税金の無駄」といった内容です。

開幕後の現在も一部で声も根強い主張となっていますが、実際に行ってみると印象が大きく変わりました!

一部メディアなどでは「数千億円〜兆円単位の税金が投入されている」といった声も見られますが、これは全くのデマです。

実際に大阪・関西万博では報道されているほどの巨額のお金は投入されていません。

また大阪・関西万博の運営費は既に黒字化の見通しが立っており、今後は「どこまで黒字幅を広げられるか」が焦点となっています。

また、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売も非常に好調のようで、チケット以外にもグッズ売上や飲食・宿泊の経済波及効果も期待が出来ます。

こうした点を見ても、税金投入分を十分に回収できるレベルの盛り上がりであると著者は感じました。

③万博の熱中症対策は万全?

3つ目は「暑すぎて地獄」「熱中症が心配」という批判です。

もちろん大阪・関西万博は屋外イベントですので、熱中症のリスクがゼロとは言い切れません。ただし、それは他のイベントも同じでは無いでしょうか?

実際には会場内は休憩所や日陰スポットが多く、特に大屋根リングの下は非常に涼しく感じました!

また、無料の給水所や自販機も多く設置されており、冷房の効いたパビリオンも多数!!!

遊園地など他の屋外イベントと比べても、むしろ熱中症対策は充実していると感じました。

(会場内に多数設置されている無料の給水場と自販機)

(大阪・関西万博にて著者が撮影)


④万博はメタンガスで危険?

一部の政党やメディアでは「万博はメタンガスが危険!」と騒いでいますが、これは完全に事実と異なります

実は、メタンガスは日本全国の埋立地で自然に発生するものであり、大阪・関西万博に限ったことではありません。

さらに、今回の万博では換気体制も十分に整備されており、メタンガスによる爆発事故などは一切発生しておらず、安全に万博が運営されています。これは明確にデマであると言えます。

さらに言えば「万博はメタンガスが危険だから行かない!」と主張されるなら、殆どの都市に行くことができないでしょう。

⑤大屋根リングは税金の無駄遣いなのか?

約350億円をかけて建設された「大屋根リング」は、今回の万博を象徴する巨大な構造物ですが、同時に「税金の無駄遣い」として批判されています。

しかし、実際に現地で目にすると、そのスケールと迫力に圧倒されます。正直、筆者は「大屋根リングだけでもチケット代以上の価値がある」と感じたほどです。

また「外国産の木材ばかり使っている」という批判もありますが、実際には約7〜8割が国産の木材であり、こちらも事実誤認が広がっている例です。

(殆どが国産の木材で作られた大屋根リング)

(大阪・関西万博にて著者が撮影)


⑥万博は「ガラガラ」という報道は事実か?

「大阪・関西万博は人が全然いない」「ガラガラで閑散としている」といったニュースを、筆者も万博へ行く前に多く目にしました。

特に、「開幕直後の来場者数がピークで、それ以降は10万人を超えていない」という報道が目立っていた時期に、筆者は来場しています。

そのため、「空いているから快適に楽しめるかも」と楽観的な気持ちで行ったのですが…。

めちゃくちゃ人が多いのです!

入場ゲート前には長蛇の列、会場内は人!人!人!

広大な大阪・関西万博の敷地の至る所は人が溢れており、特に人気パビリオンは2~3時間待ちが当たり前でした。

「人が少ない」という報道を信じて油断していくと、現地でその混雑ぶりに驚くことになると思います。

(数多くのお客さんで賑わう会場。これでもほんの一部)

(大阪・関西万博にて著者が撮影)


結論:「批判」よりも「現地現物」で見える真実

他にも大阪・関西万博には「その予算を能登半島の復興に使え」といった声もあります。

しかし実際には、輪島塗りなど能登に関連した展示や企画が行われており、むしろ復興支援の一環として機能している部分があると感じました。

また、大阪府は被災地の子どもたちを無料で万博に招待する取り組みも進めています。

(会場内で展示されている輪島塗り)

(大阪・関西万博にて著者が撮影)

最後に

ここまで紹介しても「万博に反対だ」という人も一定数いるかもしれません。しかし、考えて欲しいのは「もう万博は始まっている」ことです。

あなたが万博に行こうが行くまいが、すでに使われた税金は戻ってこないのです。

だからこそ、大阪・関西万博へ1度行ってみてください。

自分の目で見て、肌で感じて、評価するべきだと思います。

そして、今回の大阪・関西万博は1970年の大阪万博以来実に約50年ぶりの開催となります。

これほど大規模な国際博覧会は2度と日本では開催されないかもしれません。

皆さんもぜひ、この貴重な大阪・関西万博を現地で体験してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

この記事の著者

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くま吉

トヨタ自動車→N高→近畿大学 クルマが大好きです!自動車や政治のことなどわかりやすく描いていきます!