【学部はこう選ぶ】同志社大学の学部選びのポイントを、職員の方に聞いてみた!
同志社大学の入試を担当する、同志社大学入学課の方々に、同志社大学ならではの魅力や、各学部の内容や違いを詳しくインタビューしました!
同志社大学を志望する人はもちろん、まだ志望校が決まっていない人にとっても、進路を考えるきっかけになり、普段の勉強のモチベーションが上がる内容ばかりなので、ぜひ読んでみてください。
インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、2部構成になっています。志望校に関係なく刺激になる内容です。
- 第1回:同志社大学に向いているのはこんな人!
- 第2回:同志社大学の学部選びで気になるポイントを解説!(← 今回)
勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。
(同志社大学入学課の宝田さんと髙木さんにお話を伺いました!)
今回は第2回で、同志社大学の各学部の内容や違いについて、受験生からよく聞かれるという内容を職員の方々に深く伺いました。同志社大学に行きたいけど、志望学部に迷うという方や、そもそも大学の学部ってどんなのがあるの?という方にもオススメです。
学部で学ぶ内容をよく考えずに大学に入ってしまい、入ってから後悔してしまう人も多いです。とはいえ、カチッとした紹介を読んでも、いまいちしっくりこないという人も多いはず。
この記事では、職員の方々がめちゃくちゃわかりやすく答えてくださっているので、ぜひこの記事を読んで、自分に合った学部や学科を探してみましょう!
同志社大学に向いている人の特徴など、大学全般の詳しい紹介は、前回の記事を見てみてください。
学部選びのポイントを解説!
※ 文章中の学部や学科のリンクは、全て同志社大学の公式サイトに飛ぶので、もっと詳しく知りたい方はぜひリンクを飛んで確認してみてください!
では引き続き、同志社大学の学部について、受験生の子からよく聞かれるところを中心にお伺いさせてください。
まず、神学部についてですが、神学部はキリスト教しか勉強が出来ないのでしょうか?
いえ、実はそんなことはなく、同志社大学神学部は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教という、3つの一神教について一か所で学べる、世界でも稀な教育環境です。
宗教の教え自体を学びそれらを実行するというよりは、「宗教を科学する」というイメージを持ってもらえると良いかと思います。同志社大学自体はキリスト教主義の大学ではありますが、そこは全く関係なく、どんな宗教の方でも受け入れています。
日本だと、なかなか宗教って馴染みがない人も多いと思いますが、世界で起きている確執や紛争の背景には、宗教が関わっていることも多いんですよね。
なので、宗教を科学的に学んでいくことで、グローバルな視点を身につけることができるようになります。
なるほど。そうすると、卒業してからは宗教関係の道に進まれる方ばかりではないのですね。
次に経済学部についてですが、やはり数学の力は必要でしょうか?気になる人も多いと思います。笑
確かによく「経済学を学ぶには数学が必要だ」と言われますが、同志社大学経済学部では、受験科目で数学を必須にしていないこともあり、大学に入ってから数学補修講座(課外、無料)を受講することが出来ます。そのため、数学を受験で使っていなくてもついていけるようにサポートしています。
また、受験数学のようにガリガリ難しい公式を使い回して解くというよりも、世の中への経済効果を測ったり、ある程度経済的な指標を読んだりと、使う道具は限られてくることも多いので、慣れてくれば皆さん大丈夫だと思いますよ。そこまで恐れる必要はないと思います。笑
それは安心ですね!
次に商学部についてですが、経済学部よりも、より仕事に直結してくるような実学に近い、会計、マーケティングなどを学ぶことになるかと思いますが、資格取得のサポートもあるのでしょうか?
同志社大学商学部では、各種資格に関連する「簿記学」や「会計学」といった科目を多く開講している他、授業とは別に、課外講座として各種資格試験講座というものを開設しています。
これは、別の予備校などに通う必要がなく、キャンパス内でいろんな資格試験のプロ講師の講座を安く受けられるという仕組みです。開講されている講座などは、ぜひこちらから確認してみてください。
それはかなり嬉しいプログラムですね。うらやましいです。笑
次に、文理融合型の学部である文化情報学部についてですが、ここも数学が出来ないと厳しいでしょうか?
文化情報学部では、文化的なテーマに焦点を当てますが、その分析手法としてデータサイエンスやプログラミングも学びます。データを扱う以上、先ほど話した経済学部よりは数学も結構使うことになります。
とはいえ、最近ビッグデータやデータサイエンスの熱が高まっていて、各企業さんもデータ分析の素養がある人を求めているので、世の中の流れとしては結構人気が高まっている学部だと思いますね。
就職の面でも魅力的な学部ですね、ありがとうございます。
次にスポーツ健康科学部についてですが、こちらはアスリートの方しか入学できないのでしょうか?
スポーツ健康科学部としては、スポーツに対し「する、みる、ささえる」という多方面からアプローチしていきます。この「する」という側面では、陸上の田中希実選手など、もちろんトップアスリートとして活躍されている方々もいらっしゃいますが、決して人数として多いわけではなく、栄養学やスポーツ医学など、アスリートを支援する方の学びも充実しています。
健康の方にシフトしていったり、コーチングやマネジメントを学ぶ方がいたり、「アスリートをどう支えるか」という観点から、やろうと思えばどんな学びでもできる学部です。
とてもよくイメージがつかめました!
次に心理学部についてですが、こちらでは公認心理士の資格が取れるのでしょうか?
そうですね。同志社大学の心理学部では、公認心理士の資格試験の素養を身につけられるような科目の構成にしていることもあり、公認心理士の資格を目指しやすい環境ですが、心理学部を卒業しただけでは十分ではありません。
また、人と話すカウンセリングのような臨床心理学も学べるのですが、行動経済学にも結びついてくるような、皆さんの感じ方、考え方を学術的に学んだり、科学的に分析したり、といった学びもあるのが特徴です。
ありがとうございます。そのような理系要素もあるからこそ、心理学部が文理融合学部として位置づけられているのですね。
最後に2つ、グローバル・コミュニケーション学部とグローバル地域文化学部について、これらはどのような違いがあるのでしょうか?
これはよく聞かれるんですよね。「グローバル」というキーワードにアンテナが立っている子も多い中で、学部の名前にどっちも「グローバル」が入っているので、違いがわかりにくくて申し訳ないなと。笑
ただ、中身は結構違うんです。
同志社大学のグローバル・コミュニケーション学部では、英語、中国語、日本語(留学生向け)という3つの言語のコースに分かれていて、学部の名前通り、それぞれの語学力を高めて、それを武器に世界の人と円滑にコミュニケーションをはかり、世の中の課題を解決できるようになりましょう、というのが大きなコンセプトになります。なので、コミュニケーション用の語学の習得に重きを置いているイメージです。
一方で、グローバル地域文化学部では、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋という地域ごとの3つのコースに分かれていて、世界のそれぞれの地域が抱えている紛争や貧困などの課題に着目して、それらをどう解決していくかを考えていくのが大きな目的になります。その解決のためには、それぞれの地域の文化や歴史を色々な文献などから紐解いていく必要があって、その課程の中でもちろん語学というのも関わってきますが、語学の運用をメインに学ぶわけではないです。
ですので、グローバル・コミュニケーション学部では1年間の海外留学が必須になっていますが、グローバル地域文化学部では現時点では留学が必須ではなかったり、取得できる教員免許資格も英語と社会で分かれていたりします。
また、コースは入学時点で選ばないといけないため、興味のある言語や地域も決めて受験していただくのがいいかなと思います。
とてもわかりやすいご説明で、よく理解できました。
いま、コースの選択についてのお話がありましたが、他の学部についても、複数の学科やコースがある場合には、入学時点で決めて入らないといけないのでしょうか?
そうですね、出願の時点で分かれているので、入学時点ですでに決まっていることになります。ですので、入ってから後悔の無いよう、自分が何に興味があるのか、ぜひじっくりと考えていただいてから出願されることをオススメします!
このインタビューでお答えいただいた内容もとても参考になりそうですね。ありがとうございました!
(同志社大学・ラーネッド記念図書館(画像元))
はい!インタビューはここまでです。いかがでしたか?
どの学部も、同志社大学の「自由さ」に沿った魅力がたくさんありますね。自分の学びたいことを学べる環境が、同志社大学にはあるなと感じました。
自分自身、各学部の内容を聞きながら、いろんなことに興味が湧いて、同志社大学に入りたくなりました。笑
同志社大学について詳しく知りたい!という人は、受験生向けの公式特設サイトがあるので、下のバナーから飛んで、いろいろな情報に触れてみてください👇👇
読んでいただき、ありがとうございました〜。