【大学をもっと知ろう】同志社大学ならではの特長や魅力を、職員の方に聞いてみた!
同志社大学の入試を担当する、同志社大学入学課の方々に、同志社大学ならではの魅力や、各学部の内容や違いを詳しくインタビューしました!
同志社大学を志望する人はもちろん、まだ志望校が決まっていない人にとっても、進路を考えるきっかけになり、普段の勉強のモチベーションが上がる内容ばかりなので、ぜひ読んでみてください。
インタビューが盛り上がりすぎて、1つの記事に収まらず、2部構成になっています。志望校に関係なく刺激になる内容です。
- 第1回:同志社大学に向いているのはこんな人!(← 今回)
- 第2回:同志社大学の学部選びで気になるポイントを解説!
勉強の休憩時間に是非読んで、やる気を上げてもらえたら嬉しいです。
(同志社大学入学課の宝田さんと髙木さんにお話を伺いました!)
今回は第1回で、同志社大学全般の話になります。同志社大学を受験する人や、向いている人の特徴、同志社大学の推しポイントなどをとことん伺いました!
国公立との併願のしやすさも魅力
今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
受験ですと「関関同立」とくくられることも多いですが、他の大学を比べると、どのような違いがあるのでしょうか?
データで見ても、国公立大学との併願が多いというのが一つの特徴です。
大学としても、同志社大学が第一志望の方はもちろんのこと、国公立志望の方たちであっても関係なく、最終的には同志社で学ぶことを前向きに捉えて入学してきてもらえるように意識していますし、そういう学生さんにたくさん入ってきてもらえると、学内もどんどん活性化していくと思います。
そうなのですね、同志社大学はなぜ国公立との併願が多いのでしょうか?
一つは、単なる暗記ではなくて、いろんな情報を組み合わせて論理的に考えて答えを導き出せる子に来てほしいという思いを持って入試問題を作っていて、問題の相性としても国公立との併願がしやすいのだと思います。また、記述式の解答形式であることも国公立の二次試験との親和性の高さがあるのだと思いますし、共通テスト利用でも受験しやすいように、国公立受験の方の負担の無いよう受験科目を配慮も行っております。
それは出願がしやすそうですね。
同志社大学に150年引き継がれる「自由さ」とは?
学生さんと接していて、どのような子が同志社大学に向いていると感じますか?
主観になってしまっても大丈夫ですか?笑
もちろん大丈夫です。笑
芯がある人は、同志社大学に向いていると思います。
歴史的な話になってしまうんですが、同志社大学というのは、創立者の新島襄が、約150年前に国禁を犯して海外に行って、海外の文化に触れて、それらを持ち帰ってきて作った大学なんですね。
幕末の激動の時代を経て、一国の良心となる人を育てたいという思いで作った学校で、その思いがずっと残っている学校なんです。
職員として、学生さんと接していても、やっぱり「自分の思い」をなんとなく頭の片隅や心の中に持って入ってきてる人が多いなと感じます。
(創立者・新島襄(同志社大学提供))
創立者の思いが150年受け継がれているのは、とても素敵ですね。
そうですね。
芯があるといっても、やりたい内容が大きなことである必要は全然無くて、自分なりに「こんなことやりたいな」というのを、なんとなく心のどこかに持ってる子が多いんですよね。
また、教育理念の一つに自由主義というのがあるのですが、学生さんに「同志社のいいところってどんなとこだと思う?」と聞いても、「自由なところ」という答えが結構返ってきます。
同志社大学にはどういった「自由さ」があるのでしょうか?
もちろん何でもかんでも許されるという意味の自由さではなく、一人一人が「これをやりたいな」と思うことを自由に心に描いて、それに対して自由にチャレンジができるという風土が、同志社大学にはあります。
「京都」という場所の良さもあり、全国各地いろんなところから学生さんが集まってきてくださることもありますし、国を超えて海外から留学してきてくれる子たちも集まっている中で、みんなそれぞれの思いを持ってチャレンジしてくことによって、刺激し合って相乗効果で成長できるような雰囲気がありますね。
とても良い雰囲気ですね!その自由さは、実際のプログラムにも反映されているのですか?
自分がやりたいことをやるための一つの手段として「起業」があると思うんですが、同志社大学では、昨年からアントレプレナーシップ論という科目が開講されています。
これは、どの学部にいても取ることのできる授業で、400人という多めの定員数になっていたのですが、全て埋まりました。今年もすぐに定員に達したようで、やはり興味のある子は多いんだなと感じます。
どういった授業なのですか?
アメリカのシリコンバレーと東京に拠点のある、DNX Venturesというベンチャーキャピタル(起業家にお金を投資する会社)に手伝っていただけることになり、第一線で活躍されている起業家や投資家の方から直接、起業の意義や方法論を学ぶというものです。(参考記事)
実は、DNX Venturesの代表の方が、本学の卒業生(同志社大学商学部卒)だったこともあり、実現したんです。
それは滅多にない機会ですね...!大学としても、学生さんの起業を支援されているのでしょうか?
学内にビジネスプランコンテストがあって、みんな応募していますね。
あとは、直接的な支援ではないのですが、自由に使える時間を長くとってほしいという思いは持っていまして、1学期あたり15回(週)の授業実施が必要ですが、今年から13回は対面でやって、残りの2回はオンデマンドで受けられるように学年暦を変更しました。
その結果、学生さんの夏休みや春休みをちょっと長くできているのかなと。なので、例えば留学に行ったりとか、ボランティアをやってみたりとか、学校以外での課外活動に当てられる時間を増やせたかなと思います。
休みが長くなるのは、学生にとっては嬉しすぎますね。笑 少し話を戻して、創立者の新島襄の掲げた「良心」という言葉をいたるところで拝見するのですが、これは何を表しているのでしょうか?
このように聞かれると、答えるのがかなり難しいですね。笑
「これが良心です」っていう決まったものがあるわけではなくて、「それぞれが自分の信念を持って、世の中にとって良いと思うことをやりましょう」というのが、新島の言う「良心」だったのかなと考えています。
なるほど。他の人への優しさ、みたいなイメージよりは、世の中を向いての話なのですね。ありがとうございます。他に、学生さんを見ていて、「こういう子は向いている」と思うことはありますか?
型にはまるのが嫌な子は向いてるかなと思います。職員にも同志社の卒業生がたくさんいますが、結構個性が強かったりします。笑
お互いの個性を認め合う風潮があるんでしょうね。特に学校側から何かをアピールしているわけではないのですが、おそらく卒業生の方々から、高校生の子たちにうまく伝えてもらって、同志社大学に来てくださっている学生さんが多いんだと思います。
文化がどんどん引き継がれているのは素敵ですね。
(同志社大学・「良心」館ラーニング・コモンズ(画像元))
職員の方が語る、同志社大学の推しポイント3選!
私自身、これまでのお話で十分魅力を感じているのですが、最後に同志社大学として「ここは推してます!」というポイントを3つに絞るとすると、いかがでしょうか?
いや〜、これ考えてたんですが、難しいですね。笑
まず一つは京都という立地の良さだと思います。
大学生という、色んなことを考える多感な時期に、「京都」という文化や歴史を感じられる場所にいるのは大きいのではないかと思います。
もちろん東京で最先端のことを学ぶというのもいいと思うんですけども、京都にも、京セラ、任天堂、オムロン、といった世界的に有名な会社がいくつもありますし、文化や歴史と最先端がうまく融合された土地で多感な時期を過ごすというのはいいんじゃないかなとは思いますね。
また、先ほどからも出ていますが、創立者の新島襄の思いがずっと受け継がれているというのは、同志社大学ならではだと思います。
他には、学びの幅の広さも良いところかなと。
先ほどのアントレプレナーシップ論もそうなんですけど、いろんな視点やテーマでたくさんの授業が開講されています。例えば、京都の文化や伝統を学ぶ科目や、日本のアニメや音楽、映画などを題材とした科目、文系・理系を問わずデータサイエンスやAIについて学べる科目などです。
もちろん自分のいる学部の授業で専門分野を深めることがメインにはなるのですが、どの学部でも取れる授業が3,000以上開講されています。
選択肢が多くてワクワクしますね。他の学部の授業も、単位に入れられるんですか?
はい、どれくらい卒業単位に算入できるかは学部によって変わるのですが、大学全体としていわゆるリベラルアーツを大事にしていることもあり、基本的には他の学部の授業も取りやすいカリキュラムにはなっています。
なので、学生さん本人の意欲次第ではありますけど、大いに活用いただいて、大学にいるうちに、どんどん視野も知見も広げてもらえるような教育体制にはなっていると思いますね。
同志社大学では、入試問題の作問者が本学の教職員なのですが、「こんな学生に来てほしい」「こんなことを大学で学んでほしい」という思いを込めて問題を作っているので、その入試を通って入ってきてくれた子に対して、一貫した思いでサポートする体制を大事にしています。
入試の時点から一貫性があるのはとても魅力的です。すみません、3つを超えてしまうんですが、個人的にキャンパスがめちゃくちゃ綺麗だなと思いました。笑
他の大学さんにあまり行く機会がないので、自分たちではそこまで意識していないのですが、統一感は重視していますね。
都心の大学だと、街中にビルがドンみたいなところもあると思いますが、同志社大学の場合はキャンパスコードという建物のルールのようなものがあって、緑の自然であったり、レンガ作りの建物であったり、景観がそろうようにしています。
(同志社大学・今出川校地(同志社大学提供))
そうだったのですね!
はい、今回はここまでです。いかがでしたか?
創立者の新島襄の思いが150年しっかり引き継がれていて、インタビュー中にも出てきましたが、一貫した「自由さ」が大学の隅々まで浸透しているのが素敵だなと思いました。
何か小さなことでも良いので、「これをやってみたいな」というものがある人にとっては、同志社大学での学びがとても大きな成長の場になりそうですね。
あと、個人的にキャンパスがめちゃくちゃ綺麗だなと感じたので、ぜひこちらの動画で雰囲気を味わってみてください。
同志社大学について詳しく知りたい!という人は、受験生向けの公式特設サイトがあるので、下のバナーから飛んで、いろいろな情報に触れてみてください👇👇
次回の記事では、各学部の魅力をじっくりと聞いていきます。
読んでいただき、ありがとうございました〜。