文学史コレを押さえろ!「評論」篇
文学史コレを押さえろ!「評論」篇
ここでは、短歌・俳句の文学史に関して、受験で最低限知っておかないといけない知識をまとめるので、もし受験で必要な人はぜひ活用を!
ビジュアル理解
まずはビジュアルでの全体像は以下の通り。
では、それぞれ確認していこう。
文学史で速攻のポイント
文学史で押さえておくべきポイントは下の3つ。
- 主義思想(文壇) は何か
- 代表作品は何か
- 代表人物(作品の作者)を覚えよう
評論の文学史について、それぞれのポイントを確認していこう。
主義思想(文壇)について
評論の文学史で覚えるべき主義思想は以下の通り。
①評論
→文学などの価値について論じている書物。
②民俗学
→民間伝承を研究する学問。
代表作品について
それぞれのジャンル①〜②に対して、代表作品を挙げると以下の通り。(上のビジュアルでも確認しよう!)
ビジュアルで理解して、様々なジャンルを頭の中で整理しよう。
①評論
→『学問のすすめ』・『文明論之概略』・『厭世詩家と女性』・『人生に相渉るとは何の謂ぞ』・『現代日本の開化』・『私の個人主義』・『時代閉塞の現状』・『善の研究』・『惜しみなく愛は奪ふ』・『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)・『文芸的な、余りに文芸的な』・『古寺巡礼』・『様々なる意匠』・『無常といふ事』・『菊と刀』・『芸術と実生活』・『雑種文化』・『漱石とその時代』・『鴎外 戦う家長』・『言語にとって美とは何か』
②民俗学
→『遠野物語』
代表人物について
上の具体的な作品の人物に関して覚えておく事項は以下の通り。
①評論
- 『学問のすすめ』・『文明論之概略』:〔作者〕福沢諭吉
- 『厭世詩家と女性』・『人生に相渉るとは何の謂ぞ』:〔作者〕北村透谷
- 『現代日本の開化』・『私の個人主義』:〔作者〕夏目漱石
- 『時代閉塞の現状』:〔作者〕石川啄木
- 『善の研究』:〔作者〕西田幾多郎
- 『惜しみなく愛は奪ふ』:〔作者〕有島武郎
- 『陰翳礼讃』(いんえいらいさん):〔作者〕谷崎潤一郎
- 『文芸的な、余りに文芸的な』:〔作者〕芥川龍之介
- 『古寺巡礼』:〔作者〕和辻哲郎
- 『様々なる意匠』・『無常といふ事』:〔作者〕小林秀雄
- 『菊と刀』:〔作者〕ルース・ベネディクト
- 『芸術と実生活』:〔作者〕平野謙
- 『雑種文化』:〔作者〕加藤周一
- 『漱石とその時代』:〔作者〕江藤淳
- 『鴎外 戦う家長』:〔作者〕山崎正和
- 『言語にとって美とは何か』:〔作者〕吉本隆明
②民俗学
- 『遠野物語』:〔作者〕柳田國男
- 折口信夫
詳細リンク
それぞれの詳細は、以下のリンク先で確認しよう。 (順次公開予定)