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クローン動物


クローン動物とは

ある個体と全く同じ遺伝子を持つ個体のこと。

クローン動物は、成功率は低いものの、人為的に作り出すことができる。

ウィルムットが初めてクローンヒツジ「ドリー」を生み出すことに成功した。

ドリーが生まれるまで(クローン動物のつくり方)

スクリーンショット 258.png

1.親ヒツジAから乳腺上皮細胞を取り出し、低栄養下で培養する。

低栄養下で細胞を飢餓状態にさせることで、細胞の核が細胞周期から外れたG0期になる。

2.別のヒツジBの未受精卵を用意し、そこから核を取り除く。

3.核を取り除いた細胞に乳腺細胞をいれて、細胞を融合させる。

4.別のヒツジCの子宮に移植する。

5.ヒツジCが出産したの(=ドリー)が、ヒツジAのクローンになる。

※ただし

ミトコンドリアは、核とは別でDNAが存在し、全て母親のものを受け継ぐ。

そのため、上の例の場合であれば、ミトコンドリアDNAはヒツジBのものを受け継ぐことになる。

この実験から分かること

ヒツジ(哺乳類)では、一度分化した(=ある器官の細胞になった)細胞の核に、発生に必要なすべての遺伝情報が残っている

ちなみに

ドリーが生まれるまでに、それはそれはたくさんの卵を実験に用いたらしい。だけど、成功したのはドリーただ一匹だったそうな。

また、ドリーも5歳というヒツジにしては若い歳でなくなってしまった。

なおこの死因がについては諸説あり、クローン動物だったがために、劣っている点があったという説と、クローンとかは関係なく、単に足を怪我したからという説がある。

どちらが正しいのか、はたまたどちらも正しくないのか。真相は闇の中である。。

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