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カエルの発生

カエルの受精卵から孵化までについて説明します。

発生段階

受精卵(表層回転)→桑実胚→胞胚→原腸胚→神経胚→尾芽胚→孵化

まずはこの順番を覚えておくこと。

ここから各段階について、さらに詳しく見ていきます。

1.受精卵〜桑実胚

20220826203520.png 卵に精子が漂着すると、卵が30度回転し、

灰色三日月環が現れる。

その後卵割を繰り返し、やがて桑実胚(見た目が桑の実に似ていることからそう呼ばれる)になる。

桑実胚のとき、卵内に空洞ができている。これを卵割腔という。

【ポイント】

  • カエルの卵は端黄卵で、植物極側に卵黄が偏ってる。卵黄があるところでは卵割が起こりにくいので、卵割は動物極側よりで起こる。

  • この時点で、将来のカエルの向きが決まっている。灰色三日月環が後ろ、植物極側が下(お腹)になる。20220826203557.png

2.胞胚

桑実胚からさらに細胞分裂を繰り返すと、胞胚になる。このとき、卵割腔は胞胚腔に呼び名が変わる。20220826203728.png

3.初期原腸胚

灰色三日月環のあたりから、陥入が起こる。イメージ的には、卵の表面がどんどん中に入り込んでいく感じ。

陥入が始まった時から、初期原腸胚と呼ばれるようになる。スクリーンショット 320.png

4.後期原腸胚

陥入がどんどん進み、次第に原腸と呼ばれる空洞ができる。これと同時に胞胚腔はだんだん押し潰される。

最終的に、下のような形になる。スクリーンショット 321.png

この段階を、後期原腸胚と呼ぶ。

この頃の横断面の図を見ると、卵が3つの領域に分かれてるように見える。これを外から順に、外胚葉、中胚葉、内胚葉という。

5.神経胚

ここからは横断面の図で説明する。スクリーンショット 322.png

後期神経胚は、この後上部が平たくなって、中胚葉の一部が分かれて脊索ができる。

この時期から、神経胚と呼ばれる。 スクリーンショット 323.png 【神経胚期に起こること】

  • 脊索が真上の表皮に神経管になるよう働きかける(=誘導)。

この結果、神経管ができる。

  • 中胚葉が、体節、腎節、側板に分かれるスクリーンショット 324.png

5.尾芽胚

神経胚の孵化後尻尾になる部分が伸び始める。この時期から、尾芽胚と呼ばれる。

尾芽胚の時期には、神経胚に分かれていた領域が、体の各器官に分化する。

どの領域から何の器官が分化するのか、下に挙げておくので、覚えておこう!スクリーンショット 326.png

この後卵は孵化する。

まとめ

カエルの体は、

外・中・内の3段階(原腸胚)  ⇒ さらにいくつかに分かれる(神経胚) ⇒ 各器官に分化する(尾芽胚)

というように、始めはざっくり分けられ、だんだん細かく分かれていく、という風に徐々に形成されていくのである。

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