may
助動詞、何個も意味があって覚えられない!
英語は暗記!と言いたくなるのは、助動詞の単元かもしれません。
手掛かりになるかもしれないので、助動詞には基本2種類の意味があることをここでおさえておきましょう。
どの助動詞にも、基本的に①可能性の意味と②許可・義務の意味があります。
①可能性の意味というのは、「どのくらい物事が起こりやすい(と話し手が思っている)か」 という確率のようなものです。
例えばmustであれば 「~に違いない」 という、ほぼ100%の断定の可能性を表すことが出来ます。
mayの場合はそれが 「かもしれない」 というちょっと弱めの確信度なんですね。
②許可・義務の意味とは、「してもいい」とか「しないといけない」とか、そういうたぐいの意味です。mayの場合は 「してもよい」 という他人からの許可の意味を表します!
may notというふうに、否定と共に用いられた時は 「~してはいけない」 という禁止の意味を表します。同じ禁止を表すmust notより優しい表現です。
それぞれの例文を読んだときに、パッ!と意味が出てくるかがポイントです!
mayは組み合わせてイディオムになりやまたすい!
mayは他の助動詞に比べて、イディオムの数が多いです。
以下の2つだけでも押さえておくと、穴埋め問題などで差がつけられるかも!チェックしてみてください!
練習問題(少しむずかしめ)
(1)次の語を並べ替えて意味の通る文を作ってみてください!
You ( better / may / to / begin / well / as ) prepare your lessons. (一語不要)
(2)次の文の意味を考えてみましょう。
She may be wrong but I don't think she is.
解答
(1)次の語を並べ替えて意味の通る文を作ってみてください!
You ( better / may / to / begin / well / as ) prepare your lessons. (一語不要)
⇒You may as well begin to prepare your lessons.
may as wellはセットでshould(~すべきだ)と同じように使える、と覚えておくと覚えやすいかもしれませんね。
今回はbetterが不要の一語でした。had better~ で~した方がいいという意味もありますが、軽い命令口調として使うと覚えておきましょう。
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(2)次の文の意味を考えてみましょう。
She may be wrong but I don't think she is.
⇒彼女は間違っているかもしれないが、わたしはそうは思わない。
ここではmayが「かもしれない」という可能性の意味で使われていますね。
ポイントは、but以降の訳し方です。
thinkは普通完全な文(SV, SVOなど何の要素も抜けていない文)を後ろにとります。
しかし、今回の文では she is [??] という風に後ろになにかが抜けていますね。この[??]を補ってあげる必要があります。
恐らくここに抜けているのは、前に出てきた形容詞のwrongです。英語は繰り返しを避けるため、同じ形容詞や名詞が出てくる際には言い換えたり抜かしたりすることが多くあります。
補ってあげると...
She may be wrong but I don't think she is wrong.
[直訳] 彼女は間違っているかもしれない しかし わたしは思わない 彼女が間違っていると
こんな風になりますね。
日本語でも繰り返し言うとくどくなるので、今回の模範解答ではわたしはそうは思わないとしてみました。
助動詞のポイントではないですが、このような形容詞の省略はよくみられるので、押さえておきましょう!