Follow Us!!:

アプリなら、たくさんの便利な機能が無料で使える!
今すぐアプリをダウンロードして、もっと自由に学ぼう!

履歴の確認
お気に入り・フォローの登録
通知の受け取り
ファイルの作成・追加・複製
メモの作成・確認
モチベボードの投稿
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
運営会社お問い合わせ利用規約プライバシーポリシー

© 2025, okke, Inc.

電力

概要

単位時間あたりの電力量を電力という。 よって、電力量を時間で割れば、電力が求まる。下で見る通り電荷(電流)が位置エネルギーを失っているので、消費電力という使われ方もよくする。

電力が時間によって一定でない場合には、電力量を時間で微分して求める。

背景

電力量の復習も兼ねて、少し背景を振り返ってみよう。

抵抗に電流が流れると、熱が発生する。これはなんとなくイメージでもわかるかと思う。これを式で求めてみよう。

抵抗の両端の電圧(電位差) を とする。抵抗に、電流 が時間 流れたとすると、電流の定義から、高電位側から低電位側に

だけの電荷が移動することになる。よって、この間に電荷が失う静電気力による位置エネルギーは、電位の定義から、

と求められる。この、失った位置エネルギーを消費電力量、もしくは単に電力量という。上の流れから分かる通り、単位はエネルギーと等しくジュール である。

この失った位置エネルギーは電流のする仕事となり、全て抵抗で発生する熱に変わる。これをジュールの法則といい、発生する熱をジュール熱という。つまり、ジュール熱も で求められる。

抵抗を とすると、オームの法則より

なので、電力量及びジュール熱は、

でも求められる。

Untitled 1 P1 169.png

そして、電力量を時間で割ったもの(時間で微分したもの)、つまり単位時間に失う位置エネルギーのことを、消費電力、もしくは単に電力という。電力は、

で求められ、単位はワット を用いる。

電力量としての と、電力の単位としての がぐちゃぐちゃになりやすいので、気をつけよう。

は仕事率の単位と同じ。電力量は電流がした仕事、電力は電流がした仕事率、と考えることができ、この対応は納得できる。

Untitled 1 P1 10.png

補足

上では抵抗について考えてきたが、これらの電力量や電力の定義

については、については、上で行った議論を理解していると、抵抗だけではなくコンデンサーやコイルといった素子、さらに交流回路でも、関係なく同じように考えられることが分かるので、しっかりと考え方の根本を押さえておこう。

タグ

関連動画

1:34
ちょこっと物理080【電力】(高校物理)長旅Pの物理チャンネル
1:12:08
夏季補習19日目【電流】(高校物理)長旅Pの物理チャンネル
18:59
物理基礎 電気3 ジュール熱・交流細川JPの高校物理
13:03
【物理基礎 定期試験対策】ジュール熱と消費電力【電磁気】*「ただよび」理系チャンネル
14:44
物理 電気12 オームの法則細川JPの高校物理

関連用語

電力量
仕事率
実効値
オームの法則
リアクタンス