日本文学史マスターへの道㉜
日本文学史マスターへの道
狂言
〔狂言「水掛聟(みずかけむこ)」〕
能楽協会のサイトはビジュアル的に理解できる!
《確認ポイント》
✔︎狂言とは何か
✔︎演じられる内容
《狂言について》
狂言
仏教用語で道理に合わない物言いや飾り立てた言葉のことを意味する「狂言綺語」に由来し、
猿楽の滑稽な物真似から発展した喜劇のこと
《いつ演じられるの?》
能と能の間
《能の基礎知識》
- 登場人物
主役のシテ、脇役のアドからなる。
人物の会話部分以外を歌う→地謡、8人編成のグループ
笛・小鼓・大鼓・太鼓の伴奏を担当する→囃子方
- 構成
口語の対話と物真似で構成される。
- 演じられる姿や内容
役柄が厳正の人間であるため、直面、つまり能面を用いず素顔で演じる。ただ20〜30パーセントほど面を用いるものもある。大名や山伏、僧侶といった当時の権力者の無知や強欲などの主題が笑いに包まれたており、弱者から強者への風刺的内容である。
- 舞台
〔A.能舞台平面図〕
〔B.舞台上の位置および見所の名前〕
《狂言の音楽》
謡事の狂言謡と囃子事の狂言アシライに分けられる。
《狂言の性格》
狂言は科白劇であり、性格は科白・仕草・会話・滑稽という物である。