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集約的畑作農業


集約的畑作農業

アジア式畑作とも呼ばれ、主にアジア地域でみられる畑作農業です。集約的稲作農業とセットで覚えましょう。

集約的稲作農業のメインが稲作から畑作に変わったような感じだと思ってもらえればだいたい合ってます。この地域の主食は米ではなく、小麦です。

定義

モンスーンアジアでみられる、稲作を主とする自給的かつ労働集約的な農業です。経営規模は小さく、家族労働が基本です。

特徴

特徴としては、

  • 自給的
  • 土地生産性は中程度
  • 労働集約的
  • 一人あたり耕地面積が小さい

が挙げられます。ほとんど集約的稲作農業と同じですが、土地生産性の面で違いがみられます。

地域

稲作が成立する条件は、年降水量1000㎜以上でしたね。

稲作は穀物生産の手段として非常に効率が良いため、みんな本当なら稲作をしたいのですが年降水量1000㎜未満だとできません。そのような地域では、仕方なく小麦を栽培することになります。

アジアでの年降水量1000㎜の境界線を再掲しておきます。中国では線の北側、インドでは線の内陸側が畑作地域となります。

白地図中国.png

白地図インド.png

例えば、中国の北京は畑作地域に当たります。そのため、北京では小麦が主食となっています。北京料理で有名な餃子、北京ダックは小麦を使いますよね。

また、インドの首都デリーも小麦地域で、ナンが食べられています。

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