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武断政治


概要

武断政治とは、江戸時代初期の政治のこと。 徳川家康から徳川家光までの期間を指す。

詳細

武断政治とは武力を背景に行う政治のことです。 未来に生きている私たちからすると 「安土桃山時代が終わったら江戸時代になって平和になる。」ということが分かっていますが、当時を生きる人々からするとそのようなことはわかりませんでした。 つまり「また戦いが始まるかもしれない。」と思いながら生きていたのです。 大坂夏の陣.jpg

そんな状況だったので社会全体に戦国の気風が残っており、江戸幕府も「徳川家に逆らったらタダじゃ済まない」というような高圧的な態度を取っていました。 つまり武力を背景に政治を行っていたのです。 徳川家康.jpg

高圧的だった江戸時代初期の江戸幕府は、他の大名の領地を取り上げたり減らしたりすることが多く、職を失う武士が大量発生します。 このような武士を牢人といいます。 こうして牢人の増加が社会問題となり、幕府に反感を抱いた由井正雪が牢人救済を掲げて幕府転覆を企てました。 これが由井正雪の乱(慶安の変)です。 由井正雪.jpg

これをきっかけに江戸幕府は武力を背景とした武断政治を辞め、儒教のような教育によって秩序の安定を図る文治政治へと方針を切り替えました。

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