第三次産業
第三次産業
第三次産業とは何か? それは、第一次・第二次産業以外の産業です。説明をサボっているわけではなく、これが定義です。
つまり、農林水産業と鉱工業、建設業以外は全て第三次産業です(国ごとに微妙に定義が異なるんですが、だいたいこれです)。
皆さんの親御さんは、第何次産業に従事されていますか? 日本の産業別人口構成で第三次産業は7割を超え、いまや日本の産業の主力は第三次産業ですから、多くは第三次産業に従事されていることでしょう。第三次産業は、もっとも身近な業種と言ってもいいかもしれません。
第三次産業の例
第三次産業の具体例としてよく挙げられるのが、
商業、サービス業、情報通信業、金融業、運輸業、医療・福祉
などでしょう。受験地理で大事なのはこのあたりです。
第三次産業の就業者割合が高い地方
まずは、日本国内について見ていきましょう。
日本国内で第三次産業の就業者割合が高い地方は、
- 大都市
- 田舎
の二種類です。二極化してて面白いですよね(と高校生の私は思いました)。
この理由は、
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大都市・・・卸売をはじめ商業が活発、金融・保険・情報通信などの高度サービス産業の発達
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田舎・・・高齢者が多いため医療・福祉産業が発達している にあるとされています。
また、沖縄など観光業が盛んな都道府県でも第三次産業の就業人口比率が高くなります。
大都市は、具体的には三大都市圏・地方中核都市(札仙広福)、 田舎は、具体的には高知県などがあてはまります。
世界では
世界では、基本的には豊かな国で割合が高くなります。経済発展が進むと第二次、第三次産業就業人口の割合が高くなるのが基本です。
また、極端に第三次産業就業人口割合が高いのが、シンガポールなど、他に目立った産業がなくサービス産業に全振りしているような国です。
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