アッシリア
概要
バビロン第1王朝の次に、オリエントをアッシリアが統一し、すぐに崩壊するまでのお話です。
「海の民」に侵入により勢力が分かれたのちの統一でした。
まとめ→オリエント
時代
前13世紀〜前612年
解説
ヒッタイトやエジプトの支配下にあったメソポタミアでしたが、前13世紀頃「海の民」と呼ばれる人々が進出し、それらの勢力は後退しました。
それを機に活動を過発にしたのがアラム人・フェニキア人・ヘブライ人です。
アラム人はダマスクスを中心に内陸の中継貿易で活躍しました。
フェニキア人はシドン・ティルスなどに都市国家を作り、地中海貿易で栄えカルタゴなどに植民都市を建設、アルファベットの原型となるフェニキア文字を作るなどしました。
ヘブライ人はパレスチナからエジプトへと移住していたのですが、圧政でモーセに率られパレスチナに戻り(「出エジプト」)、ダヴィデ王や息子ソロモン王の下でヤハウェへの信仰を守るユダヤ教を確立し栄えます。
しかし、その後イスラエルとユダ王国に分かれ、それぞれアッシリア王国と新バビロニアに滅ぼされます。
アッシリア王国は長い歴史を持った小国だったのですが、鉄製の武器などで急激に力をつけ前7世紀前半にオリエントを統一します。
しかし圧政によりすぐに崩壊、前612年にはエジプト、リディア、メディア、新バビロニアにオリエント世界は分かれることとなりました。 これらはアケメネス朝により統一されます。
サムネイルについて
イスラエルを侵略した時の王が自ら作らせた浮き彫りです。
以後サルゴン2世やアッシュルバニパル王など後世に名を馳せる王たちが侵略を広げていきます。
彼らの浮き彫りもあるので違いなどを探しても面白いかもしれません。
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