日本文学史マスターへの道「漢詩文」
日本文学史マスターへの道
漢詩文
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《確認ポイント》
✔︎懐風藻 ✔︎勅撰漢詩集3つ ✔︎江戸の漢学
《懐風藻》
8世紀ごろに成立した漢詩集で、勅撰でない。
《勅撰漢詩集》
文章経国思想に基づき、天皇の命令によって作られた漢詩集のこと。
この時期を、国風暗黒時代とも言われる。
→和歌が衰退し、漢詩文が隆盛したため。
【ちょいと豆知識】
*菅原道真 『菅家文草』
*空海 『性霊集』 『文鏡秘府論』
これらも国風暗黒時代だよ。(どちらかというと文学史より日本史よりかな)
凌雲集
文華秀麗集
経国集
三つの勅撰集の名前と、順番を覚えよう。
《江戸の漢学》
〈朱子学〉 儒学の中でも道徳や大義名分を重んじる学問
林羅山
新井白石の『折たく柴の記』
白石の祖父、自身の生い立ち、6代将軍の業績などを記した随筆的な自叙伝である。
室鳩巣の『駿台雑話』
朱子学の立場で、学問や道徳を説いた随筆である。
〈古学〉 儒教を古代の意味でどう解釈するか理解する学問
伊藤仁斎
荻生徂徠
服部南郭
〈陽明学〉 知行合一を重んじる実践主義的な学問
中江藤樹
〈近世後期の漢詩人〉
菅茶山
広瀬淡窓
頼山陽
梁川星巌
名前だけ見たことある、近世の漢詩文だ!と頭の片隅に入れておこう。