CAM植物
CAM植物とは
夜間にC4回路、昼間にカルビンベンソン回路という2段階で光合成が行われる植物のこと。
乾燥地域の植物に多い。
(例)パイナップル、サボテン、ベンケイソウなど
なぜ昼と夜の2段階で行われるの?
CO2を取り入れるためには。気孔を開く必要がある。
しかし乾燥地域では、気孔を開いたときに蒸散が起こり、多くの水分が失われてしまう。
乾燥地域の植物にとって、水分が失われるのは死活問題だ。
そこで、
「昼に気孔を開くのをやめて、夜にだけ気孔を開こう!」
ということで、夜に気孔を開いて昼の分もCO2を濃縮してとりこみ、C4化合物の状態で液胞に貯めておくのだ。(C4回路)
そして、昼の間に、貯めておいたC4化合物の濃縮CO2を用いて、カルビンベンソン回路でグルコースを作っているのである。
C4植物とのちがい
どちらもCO2を濃縮するC4回路が存在するが、
カルビンベンソン回路と比べたときに、
C4植物→行う場所が異なる
CAM植物→行う時間が異なる
ということを覚えておこう!
CAM植物について動画で学びたい人は、「おうち生物 C4植物とCAM植物」をチェック!!
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