## 概要

鉄のイオン $\mathrm{Fe^{2+}}$ や $\mathrm{Fe^{3+}}$ について、それら自体や化合物はさまざまな色を示し、試験でもよく問われるので、下の表をそのまま覚えてしまおう！

![クイックノート 2 P1 6.png](https://oke-files.s3.amazonaws.com/uploads/bmEKYScqX6YMs/f74793caf04d4899b9294c72624426c2.png)

なんとなくペンの色が同じになるように頑張ってみたものの、赤褐色などは聞いてもピンとこないと思うので、実際の色はぜひ図説などで確認しておこう。

イメージとしては、**$\mathrm{Fe^{2+}}$ やその化合物は緑〜青っぽい**感じで、**$\mathrm{Fe^{3+}}$ やその化合物は赤っぽい**感じ。

## 注釈・詳細

（注1）$\mathrm{Fe^{2+}}$ を含む水溶液にヘキサシアニド鉄（$\mathrm{III}$）酸カリウム $\mathrm{K_3[Fe(CN)_6]}$ 水溶液を加えると、濃青色の沈殿が生じるが、この沈殿のことを**ターンブルブルー**と呼ぶ。

（注2）$\mathrm{Fe^{3+}}$ を含む水溶液にヘキサシアニド鉄（$\mathrm{II}$）酸カリウム $\mathrm{K_4[Fe(CN)_6]}$ 水溶液を加えると、濃青色の沈殿が生じるが、この沈殿のことを**紺青**や**ベルリンブルー**と呼ぶ。

※ $\mathrm{K_4[Fe(CN)_6]}$ や $\mathrm{K_3[Fe(CN)_6]}$ は **「ヘキサシアニド鉄酸カリウム」** 、$\mathrm{KSCN}$ は **「チオシアン酸カリウム」** という。 

また、補足として、ヘキサシアニド鉄酸カリウムについて、

- $\mathrm{K_4[Fe(CN)_6]}$ に含まれる鉄イオンは $\mathrm{Fe^{2+}}$
- $\mathrm{K_3[Fe(CN)_6]}$ に含まれる鉄イオンは $\mathrm{Fe^{3+}}$

なので注意。$\mathrm{K}$ の添字に引っ張られないように！（カリウムイオン $\mathrm{K+}$ とシアン化物イオン $\mathrm{CN^{-}}$ から価数を逆算するとわかる）

鉄イオン

概要

注釈・詳細

タグ