日本文学史マスターへの道「草双紙」
日本文学史マスターへの道
草双紙
国立国会こども図書館のサイトは導入にピッタリ。
《草双紙とは》
草双紙は、表紙の色、製本法によって名前がついており、赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻と変遷する。 主に、赤本が子供用の童謡・黒本、青本が大人用に変更したもの。 黄表紙は大人用の絵入小説である。 合巻は、草双紙を何冊かまとめたものを指す。
《代表作》
《黄表紙》
恋川春町
- 『金々先生栄花夢』
山東京伝
- 『江戸生艶気樺焼』
《合巻》
柳亭種彦
- 『偐紫田舎源氏』
《恋川春町》
倉橋格が本名で、戯作にとどまらず、浮世絵や狂歌を手がけた。 『金々先生栄花夢』は、優里で豪遊し身を落とすという栄華の儚さについて書いた黄表紙の代表作品。
《柳亭種彦》
旗本の家に生まれ、読本を書いたが、ヒットせず。
『偐紫田舎源氏』という合巻でブームを呼んだ。内容は、『源氏物語』のパロディとも言われ、お家騒動を描いた合巻の代表作品。