園芸農業
簡単なまとめ
大都市に向けて、鮮度の重視される品目を栽培する農業。
野菜、果物、花卉が主な品目。
極めて集約的で土地生産性・労働生産性ともに非常に高い。
大都市近郊の近郊農業、遠隔地で行われる輸送園芸がある。
- 近郊農業→オランダ、米大西洋岸北部、(日本)首都圏
- 輸送園芸→地中海沿岸、ケニア、大西洋岸南部、(日本)高知・宮崎
二つの園芸農業
近郊農業
都市近郊で行う園芸農業。
- 鮮度が高い
- 輸送費が安い
というメリットがある。
- オランダ
- アメリカ北西部
などが有名。
日本では、首都圏で盛ん。全国の野菜畑の4分の1が関東平野にあると言われているほど。
輸送園芸
都市から遠いところで作物を栽培し、大都市に輸送する形態の園芸農業。
トラックファーミングともいう。
- 高速な
- 低温物流網(冷蔵便)
が発達していないと不可能なので、輸送園芸が成り立つようになったのは現代以降の話。
- 温暖/冷涼な気候を活かせる
- 土地代が安い(田舎なので)
というメリットがある。
- ヨーロッパ・・・地中海地域
- アメリカ合衆国・・・大西洋岸南部
- ケニア
が有名。
地中海地域や米国南部では、温暖な気候をいかして野菜や果樹の栽培が盛ん。
ケニアでは、
- 冷涼な気候
- 安い労働力
- 航空便の発達
により、花卉の栽培が発展。航空便でヨーロッパへ輸出している。
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