が成り立つとき、
が成り立つ。積分区間が
グラフのイメージでも理解しておこう。
積分区間を
【問】
の値を求めよ。
【答】真面目に全ての項を積分しても解けるが、積分の中身の項が、ところどころ奇関数や偶関数になっていることに気付くと、幸せになれる。つまり、
が成り立ち、さらに、残りの項の
となることを利用すると、

と計算できる(ここでは丁寧に変形していったが、慣れていくと、
計算量が減るし、ミスも減る!
そもそも積分を計算しなくていい奇関数の積分ほどのインパクトはないが、多項式の積分では役に立つことが多い。特に、偶数乗しか登場しない多項式は偶関数だと見抜けるようになろう。
係数が奇数・偶数かどうかとは、全く関係がない概念なので、要注意。
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