ピンクの革命
ピンクの革命
現時点では高校地理で大々的に取り上げられることは少ないですが、近年徐々に進みつつある現象で、今後役に立つことも多いとは思うので取り上げることにしました。
「ピンク」とは「鶏肉」のことを指します。そしてこれまで、「革命」といえば「生産量がめっちゃ増える」ということでしたよね。これも同じ。そう、ピンクの革命とは、
インドにおいて、鶏肉の生産が急増している現象
のことを指します。
インドの肉食
インド人の多くが信仰するヒンドゥー教では、牛や豚の肉を食べることが禁じられているほか、殺生自体を嫌う傾向があります。そのため、かなりの数のヒンドゥー教徒が菜食主義者(ベジタリアン)で、そのような人々は肉や卵を食べず、動物性たんぱく質を牛乳・乳製品から摂取します。
しかしながら、近年のグローバリゼーションの流れにはさすがのインドも逆らえず、若者を中心にインドの食生活も変化しつつあります。さすがに牛肉や豚肉は食べませんが、鶏肉ぐらいなら食べてもいいんじゃね? となりつつあるのです。もともと鶏肉なら食べるという人はおり、だからこそチキンマサラという料理が存在するわけですが、鶏肉を食べる人口が増えているのです。
というわけで、インドでは近年徐々に鶏肉の需要が高まっており、それに応えるように鶏肉の生産も順調に増加してきました。これがピンクの革命です。
まとめ
ピンクの革命とは、
近年インドにおいて、鶏肉の生産が急増している現象
のことで、この原因は
食生活の欧米化が進行したことである。
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