河岸段丘
河岸段丘
数度にわたる浸食基準面の変化によって、河川に沿って階段状の平野が連なっている地形。
地形図での出題が多いので、確実に押さえておこう。
成因
①河川が土砂を堆積させ、沖積平野を作る。
②陸地が隆起、もしくは海水面が低下し、河川の浸食力が強まる。
③新たな浸食基準面に沖積平野が作られる。
④①~③を繰り返す。
(ちとにとせさんより)
地形
平坦な面を段丘面といい、段丘の崖になっている部分を段丘崖という。
上部の段丘面ほど形成された年代が古い。
土地利用
河川に近い最も低い段丘面から開発が進んでいった。
最も低い段丘面では、水が得やすいため集落が早くから立地し、水田としての利用が多く見られる。
上部の段丘面は水が得にくいため畑としての利用が多い。また、近年では宅地開発が行われていることもある。
具体的な河岸段丘
群馬県沼田市の空中写真を掲載する。
左右同じ写真で、右の写真には河川と段丘面に着色した。
段丘面は低い方から緑→オレンジ→赤に着色している。
(国土地理院地図・空中写真閲覧サービスより)
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