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チンダル現象


概要

「チンダル現象」とは、コロイドに光を通したときに光の筋が見える現象のこと。カーテンの隙間から入り込んだ光が筋として見えたりするのはこの現象のせいです。

チンダル現象_1.jpg 画像:SonneNebel.jpg ©︎ FEXX (Licensed under CC BY 3.0)

大きめな粒であるコロイド粒子に光が反射(散乱)することで光の筋が見えます。

チンダル現象_2.png

ホコリっぽい部屋に光が差し込むと、光の筋が見えることがあります。これは空気にホコリやチリが分散したコロイド(気体コロイド)がチンダル現象を起こしている例です。

また、シワ取りなどのためにヒアルロン酸を注入すると、注入部が青白く光ってしまう場合があります。これもチンダル現象が原因です。

補足

  • 入試とは関係ないですが、似た仕組みの現象に「ブロッケン現象」があります。霧や雲を目の前にした状態で背後から光が当たったとき、霧や雲に移る自分の影の周りに虹の輪ができる現象です。これもチンダル現象同様、霧や雲中の水滴粒子で光が散乱して起こる現象です。

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