前置詞 for については、基本は「どこかへ向けて出発した」とか、「何かを探す」というような 「意識が向かう先」を表すイメージですね。
ここから派生していろんな意味を表すので、下で詳しく確認しましょう!(日本語の分類はどうでも良いので、この根本のイメージから連想できるようになっておきましょう)
全て 「意識が向かう先」 を表しているのがポイントです。
The train has already left for Tokyo.
(バスはすでに東京に向けて出発した)
I am looking for the key.
(鍵を探している)
She has been there for three hours.
(彼女は3時間そこにいる)
これも、three hours の全てに意識が向いているので、「3時間ずっと」 という意味になります。この意味については、下で詳しく補足します!
My friend was fined for speeding.
(友達はスピード違反で罰金を取られた)
ここら辺からややこしくなります。
He took me for my brother.
(彼は私を兄と間違った)
My mother substituted honey for sugar.
(母は砂糖の代わりにハチミツを使った)
これらも、for 以下のものに意識が向かっています。
どっちの名詞を for の後に置くか、英作文で間違いやすいので、for の根本のイメージで整理しでおきましょう!
Are you for his proposal?
(あなたは彼の提案に賛成ですか?)
これも、彼の提案に意識が向かう、つまり賛成する、という意味になりますね。ちなみに、反対する場合は against を用います。
I am against his proposal.
(私は彼の提案に反対だ)

期間を表す前置詞は、for の他にも、during や in などがあります。
これらの使い分けも頻出なので、押さえておきましょう!
実は for には前置詞だけではなくて、接続詞の用法もあります。前置詞界隈でも異色の存在です。
接続詞の場合には、理由の意味を表します。
I went to school at seven, for I wanted to ask math questions to my friend.
(7時に学校に行ったのは、友達に数学の質問をしたかったからです)
とはいえ、少し固い表現なので because などで書くのが普通です。長文で出会ったときに見抜ければOKです!
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