現在分詞
分詞の理解、なかなか難しい...!
現在分詞や過去分詞、中学生からサラッ!と教えられる割には、結構理解が難しい単元だと思っています。
今回、まずは「三つの使い方」を説明していきますので、これを抑えていきましょう!
現在分詞は「~している」の意味を付け足す能力がある!
例えば、「女の子を見つけた!」という文章は英語で言えますか?
そうそう、I found a girl! となりますね。
この「女の子」にもう少し詳しい説明を付け加えてみましょう。
例えば、「Beatlesを歌っている女の子」にしたいときはどうでしょう?
このように 「~している」の意味を付け加えたいときは、現在分詞(~ing)が出番です!
I found a girl singing the Beatles.
意味を付け加えたい「女の子」の後ろに、「~している」という分詞をくっつけてしまいます!
以下の画像でも確認してみてください。
2.の「1語の場合は」というのは、「~している」のところが英語1語で表せる場合の事です。
「ビートルズを歌っている」だとsinging the Beatlesとなって、3語になってしまいます。
が、「燃えている」だけだとburning1語で表せますね!
このような場合は後ろからではなく、前からburning houseとくっつけてしまいましょう!
少し上級者向けの解説かもしれませんが、文法的には分詞は形容詞と同じ働きをします。なので、SVOCで言えばCの役割になったり、名詞を修飾する(詳しく説明する)役割を担います。
動詞とイディオムになって使う時もある!
keep ~ing というイディオムを聞いたことがあると思います!
keepとセットになると、「~し続ける」という意味を表すこともできます。
少し上級編ですが、keep O C (=keep [モノ] [状態])という形もあります。「O(モノ)をC(状態)のままにする」という意味です。
このCには、形容詞も入りますが、分詞も入ります!
例えば、「わたしは窓を開けっぱなしにした」という文だと...
I kept the window open. (Cのところに形容詞openが入ってる)
例えば、「先生は彼女をしゃべらせたままにした」という文だと...
The teacher kept her talking. (Cの所に現在分詞talking(喋っている)が入っている)
このように、文法書でCと言われているところに分詞が入って、「~している」の意味を表すことが出来ます。
「状態」を表しているという意味で、形容詞も分詞も変わらないんですね。
walkやsitと一緒に使われる場合の訳し方
この場合は、「~しながら」という、付帯状況をあらわします。
練習問題
次の文章の意味を考えてみてください!
(1)There is a cat dancing in the kitchen.
(2)Who is the girl painting a picture over there?
(3)They walked laughing into the room.
(4)When I came home, I found my wife sleeping on the sofa. (ちょいムズ!)
解説
(1)There is a cat dancing in the kitchen.
⇒キッチンに踊っているネコがいる。
(2)Who is the girl painting a picture over there?
あそこで絵を描いている女の子は誰ですか?
(3)They walked laughing into the room.
⇒彼らは笑いながら部屋に入っていった。
(4)When I came home, I found my wife sleeping on the sofa
⇒家に帰ってきた時、妻がソファで寝ているのを見つけた。
☆findは単純に「見つける」という訳もありますが、
find O(モノ) C(状態) で「O(モノ)がC(状態) であるのを見つける・わかる」という訳し方もあります!
今回は、my wifeがO、sleeping on the sofaがCで、 妻がソファで寝ているのを見つけるという訳になります!