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奇関数


概要

が成り立つとき、 を奇関数といい、グラフは原点に関して対称となる。奇関数かどうかを確かめるには、 を代入してみて、 符号がひっくり返るかを確かめればOK。

【例1】

は奇関数である。

なぜなら、 を代入 すると、

となり、

が成り立つため。(最後の の変形がわからなかった方は、この180°関係の辞書を復習しよう!)

グラフは下のようになり、グラフからも明らか。

Untitled 1 P1.png

実はこのテーマは三角関数の話にとどまらず、一般的に言える。例えば、

【例2】

は奇関数である。

なぜなら、 を代入 すると、

となり、

が成り立つため。関数を変形すると、

となるので、グラフは下のようになり、グラフからも明らか( 次関数は数学IIの微分の範囲)。

Untitled 1 P1 2.png

補足

なんでこんなものを考えるかというと、奇関数であることに気付くと積分計算が楽になることがあるため。実は、 が奇関数のとき、

が成り立ち、とてもハッピー。詳しくは、この奇関数の積分の辞書で確認しよう。

また、兄弟分の偶関数 については、こちらの偶関数の辞書から確認しよう!

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