過去分詞
分詞の理解、なかなか難しい...!
現在分詞や過去分詞、中学生からサラッ!と教えられる割には、結構理解が難しい単元だと思っています。
今回、まずは「三つの使い方」を説明していきますので、これを抑えていきましょう!
過去分詞は「~される・された」の意味を付け足す能力がある!
例えば、「窓を見つけた!」という文章は英語で言えますか?
そうそう、I found the window となりますね。
この「窓」にもう少し詳しい説明を付け加えてみましょう。
例えば、「太郎によって昨日壊された(割られた)窓」にしたいときはどうでしょう?
このように 「~された」の意味を付け加えたいときは、過去分詞が出番です!
I found the window broken by Taro yesterday.
意味を付け加えたい「窓」の後ろに、「~された」という過去分詞をくっつけてしまいます!
以下の画像でも確認してみてください。
☆少し上級者向けの解説かもしれませんが、文法的には分詞は形容詞と同じ働きをします。なので、SVOCで言えばCの役割になったり、名詞を修飾する(詳しく説明する)役割を担います。
動詞とイディオムになって使う時もある!
keep O C というイディオムを聞いたことはありますか?
この場合、「OをCのままにする」という意味になりますが、
分詞はこのCの位置に入ることが出来ます!
「何かを~された状態のままにする」という意味を表すことができます!
またremainと一緒に使うこともできます!確認してみましょう!
walkやsitと一緒に使われる場合の訳し方
この場合は、「~しながら」という、付帯状況をあらわします。
練習問題
次の文章の意味を考えてみてください!
(1)She was shocked at the brocken guitar.
(2)Don't leave the door unlocked. (ちょいムズ!)
(3)We usually keep the door locked.
答えとミニ解説
(1)She was shocked at the brocken guitar.
⇒彼女は壊れた(壊された)ギターに驚いていた。
☆brokenは「壊された」よりも「壊れた」と訳す方が多いですね。
同じようにusedも「使用された」よりも「中古の」と訳す方が多いです。
(2)Don't leave the door unlocked. (ちょいムズ!)
⇒ドアを開けたままにしないでください。
☆leave O Cで「OをCのままにする」というイディオムがあります!
ここのCの部分に今回はunlocked(鍵が開けられている)という過去分詞が入っています。
なので、「ドア」を「鍵があけられている」ままにしないでください。という意味になりますね。
(3)We usually keep the door locked.
⇒わたしたちは普段ドアを鍵を閉めた状態にしている。