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慣性の法則


概要

止まっている物体に力を加えなければ物体は止まったままであり、動いている物体に力を加えなければそのまま進み続ける。このように物体がその速度を保とうとする性質のことを、慣性という。

例えば、電車が止まろうとするとき、電車に乗っている人は進行方向に倒れそうになるが、これは減速する電車に対して等速で進み続けようとする人の慣性によるものである。

さらに、物体に力がはたらかないとき、あるいは物体にはたらく力がつり合っているとき、物体が静止している場合は静止を続け、物体が運動している場合は等速直線運動を続ける。これを慣性の法則(力学の第一法則)という。

補足

運動方程式

において、 とすると となることから、物体にはたらく力の合力が であるとき速度が一定になることが分かる。

つまり、慣性の法則は運動方程式の特別な場合であると考えることもできる。

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