恋愛の古典語
恋愛の古典語
古典単語が覚えられないあなたに必見
闇雲に単語を暗記するのではなく、ストーリー性を持ちながら、もしくはあなたの経験に準えながら、おぼえてみませんか?
ただし、古典世界の流れで進むので、少し現在と異なる点もあるので解説をよく見てね。
古典時代の恋愛
古典時代は、男の人から女の人へのプロポーズから恋が始まるわけです。
ただ、その前に可愛いかどうかチラ見することが多く、手紙を渡し、見事成就すると付き合うのです。
付き合うと言っても、古典時代は、一夫多妻と言われる時代。男性は色々な女性の元に通いました。
そのまま結婚する場合もあれば、心変わりして疎遠になることも。
これが古典時代の恋愛です。
現在で言うと、ややストーカー気味な行い・SNSでプロポーズ・お付き合い・結婚・離婚・別れと言う具合でしょうか。
現代の感覚からすると、ちょっとすごい恋愛を意味する言葉とは・・・
恋愛を意味する古文単語
まずは女性探し
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かいまみ:男が女のことを覗き見ること
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けさう 〔懸想〕:恋慕・恋すること全般
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おもひ:恋心
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おもひかく:恋慕う
◎ プラスα 「女性に惹かれる時に使われる言葉」
- おもひよる
- おもひつく
- 心につく
- 心にとまる
- 心うつろふ
- 一筋におもふ
さあ告白だ
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よばふ:求婚する
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いどむ :恋を仕掛ける
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おもひ:恋心
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おもひかく:恋慕う
◎ プラスα「女性をゲットするとき」
- ぬすむ:妻にするために連れ去ること
いよいよ結婚
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みる:結婚する
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あふ :結婚する
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ちぎる:夫婦関係を結ぶ
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かたらふ:契りを結ぶ
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二世の契り:来世も夫婦でいようと言う約束
◎ プラスα「親による結婚」=見合い
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〜あはす:親が娘と男を結婚させる
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〜みす:親が娘と男を結婚させる
通い婚
- 後朝:男女が一夜を過ごした次の日の朝の別れ(共寝した朝の別れ)
◎ 後朝の文=男性から共寝した女性に送る手紙
◎ すむ:男が女の元に通うこと
→現在の住む(滞在し続ける)ではない!
男が帰ってしまう時
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あかつき:太陽の出ない夜明け前
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あかぬわかれ :名残惜しい別れ
気持ちが離れていく
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あき:嫌気がさすこと
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あだこころ :浮気
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あからめ:浮気
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かれがれなり:男の訪れが途絶えかけること
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うつろふ:恋心が他の人に移ること
◎ プラスα 「あき」
嫌気がさす「あき」は、漢字で「飽き」と書くよ。
みんな他の「あき」といえば??
「秋」だよね。
和歌ではよく、「秋」と「飽き」が掛け言葉になることがあるんだ。
意味としては、「秋風が吹くように、飽き風が吹いているのでしょうか」みたいにね。
わかりやすくすると「秋風が吹いているように、嫌気がさしているのですか」と言う意で捉えよう!
そのほかの恋愛関連語
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紅の涙:深い悲しみで流す涙
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寝覚め :恋人に会えず、夜中に目を覚ますこと
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あからめ:浮気