文学史コレを押さえろ!「新現実主義」篇
文学史コレを押さえろ!「新現実主義」篇
ここでは、新現実主義の文学史に関して、受験で最低限知っておかないといけない知識をまとめるので、もし受験で必要な人はぜひ活用を!
ビジュアル理解
まずはビジュアルでの全体像は以下の通り。
では、それぞれ確認していこう。
文学史で速攻のポイント
文学史で押さえておくべきポイントは下の3つ。
- 主義思想(文壇) は何か
- 代表作品は何か
- 代表人物(作品の作者)を覚えよう
新現実主義の文学史について、それぞれのポイントを確認していこう。
主義思想(文壇)について
新現実主義の文学史で覚えるべき主義思想は以下の通り。
①新思潮派
→現実に立ち返ろうとした文学的傾向を持つ派閥。
【補足】 東京帝国大学中心(新思潮)
②奇蹟派
→私小説を定着させた派閥。
【補足】 新早稲田派ともいう。(早稲田文学・奇蹟)
③詩人
→詩人からキャリアをスタートした人。
代表作品について
それぞれのジャンル①〜③に対して、代表作品を挙げると以下の通り。(上のビジュアルでも確認しよう!)
ビジュアルで理解して、様々なジャンルを頭の中で整理しよう。
①新思潮派
→『羅生門』・『芋粥』・『地獄変』・『鼻』・『藪の中』・『戯作三昧』・『枯野抄』・『奉教人の死』・『杜子春』・『河童』・『或阿保の一生』・『歯車』・『父帰る』・『恩讐の彼方に』・『路傍の石』
②奇蹟派
→特に覚える作品はない
③詩人
→特に覚える作品はない
代表人物について
上の具体的な作品の人物に関して覚えておく事項は以下の通り。
①新思潮派
- 『羅生門』・『芋粥』・『地獄変』・『鼻』・『藪の中』・『戯作三昧』・『枯野抄』・『奉教人の死』・『杜子春』・『河童』・『或阿保の一生』・『歯車』:〔作者〕芥川龍之介
- 『父帰る』・『恩讐の彼方に』:〔作者〕菊池寛
【補足】 雑誌文藝春秋も名前を覚えよう。芥川賞と直木賞も菊池寛が創設。
- 『路傍の石』:〔作者〕山本有三
- 久米正雄
②奇蹟派
- 広津和郎
- 葛西善蔵
③詩人
- 佐藤春夫
- 室生犀星
詳細リンク
それぞれの詳細は、以下のリンク先で確認しよう。 (順次公開予定)