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適応放散


適応放散とは

ある一つの種が広範囲にわたって色んな環境に適応して、多様な種に分化すること。

それぞれの環境に対応して多様化した結果、姿かたちは全く異なるものになるものの、基本的な構造が同じ器官が残っている。
これを、「相同器官」という。

例えば、

  • ヒトの手、
  • クジラの胸びれ、
  • 鳥の羽

は、相同器官である。
見た目は大きく異なるが、骨の数などが一致しているのだ。

相同器官.png

相同器官が存在することは、適応放散の証拠になる

適応放散の例

オーストラリアに有袋類(おなかに子どもをいれて育てるポケットがある生物)が多いのはご存じだろうか。
他の大陸と違って、オーストリアでは、有袋類の種が多く生存する。

これは適応放散の一つだ。

スクリーンショット 260.png

昔々、有袋類は世界各地に分布していた。だが、真獣類との生存競争に負けてしまい、絶滅してしまった⋯
一方で、オーストラリア大陸では、たまたま有袋類が生き残り、空、山、平地、色んな環境に適応して、有袋類の一つの種から様々な種に分岐した、ということである。

この場合、おなかの袋は「相同器官」なのである。

適応放散は、収束進化と比較して理解しておこう!

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