貴ガス
概要
「貴ガス」とは、ヘリウム
最も有名な貴ガスの1つであるヘリウム
詳細
第18族元素である貴ガスは、最外殻電子が閉殻になっている他の元素とくっつかなくても1粒で安定に存在できます。だから化合物も作らず、化学反応も起こしづらいです。
化学反応を起こさない分、そんなに化学の問題では出てきません。でもキセノン
ちなみに街を彩る「ネオンサイン」では、ネオン・ヘリウム・アルゴンなどの貴ガスが使われています。これは気体に高い電圧をかけると決まった色の光を放つという物理的性質を使った装置です。電圧をかけて光を放つのは希ガスに限った話ではないですが、電圧によって燃えたりしないので使いやすそうです。
補足
- 少し前まで「希ガス」の表記が一般的でしたが、海外のnoble gasという呼び名に合わせて貴ガスに変更されました。希ガスと書いてもバツにはならないと思いますが 「令和になった今希ガス表記??もしかして平成の人???」 と言われるかもしれないので余裕があれば貴ガスで覚えてしまいましょう。
- その昔、空気より軽い気体の浮力で浮き上がる飛行船が利用されており、水素を用いるものもありました。しかし1937年にアメリカを飛行中のヒンデンブルク号が爆発事故を起こし民衆はドン引き。旅客輸送で飛行船が使われることはなくなり、広告用などの飛行船でもヘリウムが使われるようになりました。
- 実は希ガスにも
、 などの化合物が存在します。 も最外殻は閉殻ですが、原子核から遠いため電子が外れやすくなっており、そこに電気陰性度の大きな や がやってくると化合物になれるわけです。
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