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一ノ谷の戦い


概要

一ノ谷の戦いとは平安時代に起きた戦い。 治承・寿永の乱(源平合戦)における戦いの1つ。

詳細

鵯越の逆落とし

この頃の平家は勢力を盛り返し、屋島を本拠地として、一ノ谷の近くにある福原京の再建を進めていました。 一ノ谷屋島.jpg ここに現れたのが源義経と源範頼です。 源義経.jpg 義経と範頼は二手に分かれて東西から挟み撃ちをする作戦を取りました。 一ノ谷1.jpg しかし義経は勝手に作戦を変更。 さらに軍勢を二つに分け、奇襲を行うために別行動を取り始めます。 一ノ谷2.jpg こうして行われたのが鵯越の逆落としです。 一ノ谷の戦い.jpg 予想していなかった場所から義経が現れたことにより平家は混乱 一目散に海へと逃げていくのでした。

敦盛

こうして逃げていく平家の中に、平敦盛という武士がいました。 逃げていく敦盛を見つけた源氏側の熊谷直実は 「そこにいるのは名のある大将とお見受けする」 「敵に後ろを見せるとは卑怯であろう」 「いざ勝負なされよ」 と声をかけました。 平敦盛.jpg こうして敦盛と熊谷直実は戦うことになり、熊谷直実が勝利しました。 しかし熊谷直実が敦盛の首を落とそうとした時に、敦盛の年齢が自分の息子と同じくらいだということに気づきます。 熊谷直実は敦盛に自分の息子の姿を重ねてしまい殺すに殺せなくなってしまうのです。

熊谷直実はどうにか逃す方法はないかと周囲を見回すのですが 後ろからたくさんの源氏の武士が迫ってきています。 「もはや私が逃しても この方は助からない」 そう考えた直実は、泣きながら首を切り落とすのでした。

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