テラロッサ
テラロッサ
地中海周辺にみられる間帯土壌で、石灰岩を母岩とする赤色の土壌です。
特徴
- 赤色
- やせ地
あたりが主な特徴でしょう。「テラロッサは肥沃」と書いてある参考書も一部存在するようですが、肥沃ではありません。
その鮮やかな色を薔薇色と表現することもよくあります。テラロッサはイタリア語で元の綴りはTerra rossaと書きますが、このrossaって、なんかrosa(バラ)と似てませんかね。僕はこれでこじつけて覚えました。テラローシャと紛らわしすぎるので…
利用
肥沃ではないため、穀物栽培には向きません。主に果樹やオリーブが栽培されます。
成因
テラロッサはもともと石灰岩から作られていますが、石灰岩の主成分である炭酸カルシウムは雨によって容易に溶脱されてしまい、鉄分やアルミニウムの酸化物が集積して赤色をていするようになりました。
地中海地域に分布する土壌ですから、当然気候区は地中海性気候です。地中海性気候では植物は良く育たず植生が乏しいため腐植に乏しく、結果としてあまり肥沃ではない土壌になっています。
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