動名詞の意味上の主語
意味上の主語...?意味上...?
意味上の主語という概念、何ぞや!と思いますよね。私も思います。
あまり深く考えずに、ちょっと聞いてみてください!
例えば「わたしは試合に勝つことを確信している」と英語で言えますか?
確信する:be sure of
試合に勝つこと:winnning the game(動名詞)
なので、I'm sure of winning the gameとなりますね。
それでは、この場合はどうでしょう?
「わたしは彼が試合に勝つことを確信している」
win the gameするのが、「わたし」ではなく「彼」になりました!
このような場合、動名詞(winning)の前にhimかhisを置くことで、この文章を表すことが出来ます!
I'm sure of his/him winning the game.
こういうことですね!
この場合のhisやhimが「動名詞の意味上の主語」と呼ばれるものです。
文法上の主語はI'm sure of のIですが、
winning the gameという動名詞の、意味的な主語は、him/hisになりますよね!
こんな感じです!別の文でもまとめてみたので、画像も参考にしてみてください。
また、his/himどちらでもよかったように、動名詞の主語は所有格でも目的格でも表せます。
「そのまま」と書いてあるように、代名詞に出来ないような単語(具体的な名詞や、人の名前など)はそのまま動名詞の前に置くことで主語になります!
問題
次の意味をあらわすように、( )の中に単語を入れてみてね!
(1)わたしの母は、わたしの兄が写真家として働いていることを自慢に思っている。
My mother is proud of ( )( )( )as a photographer.
(2)あなたがわたしの部屋でタバコを吸うのがとっても嫌です。
I hate ( )( )in my room.
解答
(1)わたしの母は、わたしの兄が写真家として働いていることを自慢に思っている。
My mother is proud of ( )( )( )as a photographer.
⇒My mother is proud of my brother working as a photographer.
この場合「私の兄」は具体的な名詞で、一語で表せない(彼、にすると省略しすぎ)なのでそのまま動名詞の前に置いてしまいます。
(2)あなたがわたしの部屋でタバコを吸うのがとっても嫌です。
I hate ( )( )in my room.
⇒I hate you/your smoking in my room.