冷戦の影響で分断されていたドイツが再び統一されるまでのお話です。
1948年〜1989年

分割統治下であったドイツは、冷戦の進行に伴い分裂が進みます。
1948年、ソ連は西側のベルリンへの交通を遮断します。(ベルリン封鎖)
それぞれが国家として成立したことで、分断は明白なものとなりました。
西ドイツはアデナウアーを首相として、ドイツ連邦共和国というなで国家として成立し、54年のパリ協定で主権を回復しました。
「経済の奇跡」と呼ばれる経済成長を実現します。
69年にブラント首相が就任すると、キューバ危機後の緩和に伴い東側と友好な関係を作ろうとする東方外交を始めます。
東ドイツはドイツ民主共和国を成立させます。
50年代に農業の集団化などが推進されると、脱出を防ぐため境界に壁を築きます。(ベルリンの壁)
73年、潮流にのり相互に承認しあい、国際連合に加盟します。
89年、ベルリンの壁が開放され、自由な行き来が認められます。
そしてついに90年に、投票により西ドイツに吸収される形で統一ドイツが成立しました。

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