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航空機工業

簡単なまとめ

航空機工業は、米ボーイング社と欧エアバス社の寡占市場。

ボーイング社はシアトル、エアバス社はトゥールーズで組み立てを行う。

当初はアメリカ合衆国が圧倒的シェアを持っていたが、ヨーロッパ諸国が協力してエアバス社を設立し対抗。両者が拮抗している。

(難関校向け)カナダ・ボンバルディア社、ブラジル・エンブラエル社は小型機に強み。

日本も開発を進めていたが(MRJ)、挫折。

航空機工業

ほとんどの人にとっては、航空機産業は米ボーイングと欧エアバスを知っておけば問題ありません。中大型機はこの2社の寡占市場だからです。

また、軍需産業とも深い関係があり、戦後アメリカの航空機産業は軍需に支えられて成長しました。

ボーイング社

ボーイング社はワシントン州・シアトルに本社を置き、組み立てもそこで行っています。

創業は第一次世界大戦中で、二度の大戦と冷戦時代の旺盛な軍需によって成長。

冷戦期から長きにわたって旅客機分野で圧倒的なシェアを握っています。

近年ではアメリカ国内のみならず世界各国から部品を調達しており、新型機787には日本製の部品も多く採用されました。

エアバス社

多額の開発費がかかる航空機産業は寡占化が進み、アメリカ企業の独占状態になりつつありました。

これに対抗するため、ヨーロッパ諸国は国を超えて連携し、1970年にエアバス社を設立しました。現在ではボーイングと市場を二分するまでに成長しています。

組み立て工場はフランス南部のトゥールーズにおかれています。

その他

共テレベルでは恐らく出ませんが、難関校志望者はカナダのボンバルディア社、ブラジルのエンブラエル社も押さえておきたいところです。

ボーイングやエアバスと比べればそこまで大きい会社ではありませんが、小型機(リージョナルジェット)に強みを持っています。

カナダやブラジルの工業や輸出の統計には、割合は少し低いですが航空機の項目があるので、両国を判別する意外と重要な材料になります。

日本の航空機工業

戦前まで、日本の航空機工業は高い技術を持っていました。零戦とか有名ですよね。

しかし戦後、GHQの指導により日本は航空機の製造を禁止され、航空機工業は急速に衰退します。(これで職を失った航空技術者が自動車工業に転職し、その後の自動車工業の発展に貢献したという側面もあります)

しかし、日本は2000年代以降、成長戦略の一つとして、三菱重工業を中心に航空機工業の復活を目指しました。

なぜ、航空機工業が成長戦略に位置づけられたのでしょうか?

航空機の製造には大量の部品が必要で、一機当たり約300万点の部品が使われています。自動車は一台当たり3万点です。

これだけ大量の部品が必要ですから、飛行機を作れば、その部品を作る他の企業も儲かるわけです。

日本に航空機工業が定着すれば、それに必要な大量の部品を作る裾野産業も発展し、日本の製造業全体が活性化する。これを目指して、MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発は国も支援して進められていました。

ところが開発は難航し、失敗続きで採算が取れない見込みとなったことから、2023年、ついに開発の断念が決定。国産旅客機の夢は潰えたのです。

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