概要
簡単に言うと、 と が全く同じ条件のことを言っているとき、必要十分条件になる。
簡単に言わないと、条件 に対して、命題「 」と、その逆の「 」がともに真であるとき、 は であるための必要十分条件という。( は であるための必要十分条件とも言ってもOK)
つまり、必要条件でもあり、十分条件にもなるよという意味。この と の関係性を と書く。 と が太い糸で結ばれた感じ。
また、この場合 と は 「同値」 とも言う。
例
例えば命題
は数学的に正しく(真)、その逆の命題
も数学的に正しい(真)。
よって
が成り立ち、 は であるための必要十分条件。また、 は であるための必要十分条件。
ベン図で考えると、 つの条件を満たす集合が完全に一致しているイメージ。
補足
条件とは、「」などの、変数によって正しいか間違っているかが変わる主張のこと。
命題とは、数学的に正しいかどうかを判断できる主張のこと。