不定詞の形容詞的用法
名詞のことを詳しく言ってくれている!
英語の中で、形容詞というのは「名詞の事を補足説明してくれる」ポジションです。
例えば、I saw a girl.とI saw a cute girl.では、女の子の説明として「可愛い」が付け加えられてますね。このcuteが「形容詞」にあたります。
こんな感じで、不定詞も名詞の事を詳しく言ってくれる用法があるんです。それが形容詞的用法!
じゃあどんな訳になるの?
正直いろんな訳があって難しいです!
ただ、とりあえず「~する」という訳をあてはめておけば何とかなります!
例えば次のような感じです。
課題系の名詞が来たときは「~すべきXX」という風に訳して、
恩恵のあるような名詞が来たときは「~できるXX」と訳す。
こんな感じで使い分けしてみてください。
ん、なんだこの前置詞は?
わりと頻繁に、前置詞で終わるような文が見られます。
例えば I need someone to talk with.(わたしは誰か一緒に喋る人が必要だ。)
withは前置詞ですが、普通 with a friendとか、with knifeとか、後ろになにかが来るのが普通ですね。
でも、このtalk with ~ のように、前置詞とセットで使う動詞が不定詞の後ろに来た時、この現象が起こります。
下で確認してみましょう!
番外編:同格の不定詞(ちょいむず)
英語には同格という文法項目があります。修飾関係とはまた別の物です。
どういう時に使うかというと、「前の名詞の内容を述べるとき」ですね。「~という」という風に訳しますが、この機能が不定詞にもあります。
余裕がある人は押さえてみてください!
問題
( )にあてはまる言葉を考えてみてください!
(1) わたしは、わたしと一緒に遊んでくれる友達が欲しい。
I want ( play / to / a friend / with ) me.
(2) 私は今日送らないといけないメールがいくつかある。
I have ( to / emails / send / some / today ).
(3) わたしはついに故郷を離れる決心をした。
I finally ( decision / the / made / leave / to ) my hometown.
答えと解説
今回は少し解説形式でいきます!(ちょっとしたコツがあります)
形容詞的用法・副詞的用法の並び替えをするときは...
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①まず日本語訳の文章を、「メインの部分」と「サブの部分」に分けます!
メインの部分:普通の文・その文章の大事な部分
サブの部分:不定詞のところ・説明部分だから大事じゃないところ
(1)でいうと...
(1) わたしは、(わたしと一緒に遊んでくれる)友達が欲しい。
メインの部分:わたしは友達が欲しい
サブの部分:わたしと一緒に遊んでくれる
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②メインの部分を先に英語にする!
⇒ I want a friend
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③サブの部分を不定詞で後ろから!
⇒ I want a friend to play with me
こんな感じで作ってみてください!
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(2) 私は(サブ:今日送らないといけない)メールがいくつかある。
I have ( to / emails / send / some / today ).
⇒ I have some emails to send today.
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(3) わたしはついに(サブ:故郷を離れる)決心をした。
I finally ( decision / the / made / leave / to ) my hometown.
⇒I finally made the decision to leave my hometown.