ウニの発生
ウニの受精卵から生体までについて説明します。
受精卵から成体までの流れ
受精卵⇒(卵割)⇒桑実胚⇒胞胚⇒原腸胚⇒プリズム幼生⇒プルテウス幼生
まずはこの順番について覚えておこう。
ここから、各段階についてさらに詳しく見ていきます。
1.受精卵~桑実胚
卵割を繰り返し、やがて桑実胚(見た目が桑の実に似ていることからそう呼ばれる)になる。
桑実胚のとき、卵内に空洞ができている。これを卵割腔という。
2. 胞胚
卵が孵化する。
卵割腔は胞胚腔に呼び名が変わる。
細胞下部(=植物極)側からの側面から一次間充織がでてくる。
3. 原腸胚
①植物極側の細胞が中にへこむ(=陥入)。陥入開始する部分のことを、原口という。
②陥入が進み、原腸が発達する。この時二次間充織がでてくる。
4. プリズム幼生
原腸が膜に達して、消化管ができる。
5. プルテウス幼生
特にいうことはなし。
形だけ覚えておけばよい。
ポイント
ここで大切なのは、発生過程で登場する、間充織、原腸、原口将来どの機関になるのか、ということと、
外胚葉、中胚葉、内胚葉のどれにあたるのか、ということ。
ちなみに図中では、
- 青 ⇒ 外胚葉
- 緑 ⇒ 中胚葉
- 黄 ⇒ 内胚葉
で示している。
将来何の器官になるのかについては、以下にまとめたので、覚えておこう!
動画で学びたい方は、ぜひおうち生物のこの動画を見てみましょう!
タグ
# ウニ
# プリズム幼生
# プルテウス幼生
# 一次間充織
# 中胚葉
# 二次間充織
# 内胚葉
# 卵割
# 卵割腔
# 原口
# 原腸
# 原腸胚
# 外胚葉
# 桑実胚
# 発生
# 胞胚
# 胞胚腔
# 陥入
# ウニの発生