大戦後まとめ
概要
戦後の諸国の動きについてです。
冷戦を軸に動いていきますが、植民地の独立が進んだり第三世界が登場したりもします。
時代
1945年〜
まとめ図
詳細
戦後体制
第二次世界大戦後、サンフランシスコ会議により国連が設立されます。
ドイツは四国に分割統治され、日本はアメリカの単独占領下に置かれ、両国、及び枢軸国諸国で戦争犯罪人の裁判が行われます。
冷戦
ソ連を中心とした社会主義勢力と、アメリカを中心とした反社会主義勢力の争いが冷戦です。
アメリカ側がトルーマン=ドクトリンを発表し、経済制裁であるマーシャル=プランを行い、西ヨーロッパ連合規約を結んだ他、軍事組織であるNATO(北大西洋条約機構)を結成します。
それに対しソ連側はコミンフォルム、経済組織コメコン、軍事組織ワルシャワ条約機構を発足しました。
53年にスターリンが死去したことにより「雪解け」の状態に入りますが、キューバ危機で再び緊張状態に入ります。
そして核の制限条約が形成され平和がとりもどされます。
ソ連でゴルバチョフが総書記に就任すると、グラスノスチやペレストロイカなどの親民主派の姿勢をみせ、89年に冷戦の終結を宣言します。
そして91年、ソ連は解体されロシア連邦となり、東欧の国々も独立を果たしました。
実際に兵器が使われなかったことから「冷戦」と呼ばれますが、朝鮮戦争やベトナム戦争など、冷戦から派生して起きた戦争も多くあります。
第三世界
西側、東側で分けられた冷戦ですが、50年代に半ばにはどちらにも属さない第三勢力が登場します。
インドのネルーや中国の周恩来などがその代表で、平和五原則の発表やアジア・アフリカ会議などが行われました。
エジプトは52年に革命がおこると中立的立場を主張、アラブ民族主義をとなえその指導的地位につきました。
アラブ民族主義はイスラエルとの衝突をうみ、四度にわたる中東戦争がおこっています。