付帯状況
付帯状況のwith、何者?
この用語、よく聞くけどあまりわからない人も多いのではないでしょうか。
国公立・関関同立の和訳、長文の中、語法の選択問題でもよく見る文法ですね。
いったん整理してみましょう!
メインの文プラス、もうちょっと状況を説明したいときに、withは超便利です!
大きく分けると、以上の3種類があって、
この 「現在分詞」か「過去分詞」か「形容詞」か?を問われることが多いです!
1つずつ軽く説明してみます。
with + 名詞 + 現在分詞(~している)
例えばこんなパターンです。
「彼女は目を輝かせながら私にその話を語った。」
She told the story with her eyes shining.
ここで重要なのは、「eyes are shining」の関係性!
目が「輝いている」ので、 「~している」を表す「現在分詞」 を使います。
with + 名詞 + 過去分詞(~される)
例えばこんなパターンです。
「彼は目を閉じながらその音楽を聴いた。」
He listened to the music with his eyes closed.
ここで重要なのは、「eyes are closed」の関係性!
目は「閉じられている(受身)」ので、「~される」を表す「過去分詞」 を使います。
with + 名詞 + 形容詞・前置詞
例えばこんなパターンです。
「わたしは窓を開けた状態で部屋を片付けた。」
I cleaned the room with the window open.
ここで重要なのは、「the window is open」の関係性!
これまで見てきたどのパターンも、名詞とその後ろがBe動詞で結べるようになっているんですね。
※形容詞・副詞は上級者向けなので、国公立などを目指しているみなさんは以下の動画を参考にしてみてください!
〔高校英語・分詞構文〕 付帯状況の with ②(with+名+形・副)-オンライン無料塾「ターンナップ」-
練習問題 (★★★☆☆)
日本語の意味に合うように、( )内の語句を並び替えよう!
(1)その犬はしっぽを振りながら私に近づいてきた。
The dog approached me ( his / wagging / with / tail ).
(2)彼女は会議の間、足を組んで座っていた。
She sat ( crossed / legs / with / her ) during the meeting.
練習問題 (★★★★★)
山口大の和訳を一部改変しました!
国公立では付帯状況のwithはよく出ます。チャレンジしてみてね。
The real causes of the hunger are poverty, war, unequal land distribution with 80% of the best land being owned by less than 2% of the people.
答え
(1)The dog approached me with his tail wagging.
(2)She sat with her legs crossed during the meeting.
(和訳) 飢餓の本当の理由は、貧困、戦争、そして最良の土地の80%が2%以下の人たちに所有されているという土地の不平等な分配なのである。