Follow Us!!:

アプリなら、たくさんの便利な機能が無料で使える!
今すぐアプリをダウンロードして、もっと自由に学ぼう!

履歴の確認
お気に入り・フォローの登録
通知の受け取り
ファイルの作成・追加・複製
メモの作成・確認
モチベボードの投稿
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
運営会社お問い合わせ利用規約プライバシーポリシー

© 2025, okke, Inc.

銀鏡反応

概要

「銀鏡反応」とはずばり、銀を析出させることで、還元性を持つアルデヒドを検出する反応のこと。アンモニア性硝酸銀水溶液にアルデヒドを加えて加熱すると、試験管表面に銀が鏡状に張り付きます。とてもインスタ映えする反応です。

銀鏡反応_1.jpeg

本質的な部分だけ取り出すと、ホルミル基が還元剤、イオン化傾向が小さく電子を受け取りやすい銀イオンが酸化剤として働いています。

後者は塩基性条件の反応ですが、はに対して沈澱を作ってしまいます。そこでアンモニアを使うことで、銀イオンをの形で水溶液中に残しながら塩基性にしています。

詳細

ホルミル基は、塩基性条件下で酸化されやすい(=還元剤になりやすい)です。カルボニル基では、電気陰性度の大きい酸素が電子対を引っ張って、炭素が少しプラスになります。そこにがぶつかります。

銀鏡反応_2.jpeg

ここに酸化剤がやってきて、の結合から電子を奪い取ることでカルボン酸になります。

銀鏡反応_3.jpeg

以上の性質を利用し、塩基性下でイオン化傾向が小さい銀イオンを酸化剤として働かせるのが銀鏡反応です。

ただし、は塩基性で不溶性の沈澱を作ってしまいます。そこで、アンモニアを使って塩基性にすることで、銀イオンをとして水溶液中に残すことができます。よって銀鏡反応では、硝酸銀水溶液にアンモニアを吸収させた 「アンモニア性硝酸銀水溶液」 を利用します。

以上を踏まえて、銀鏡反応の半反応式は以下のようになります(*補足1)。塩基性条件なので、発生するカルボン酸は塩になっていることに注意です。

補足

  • (*補足1)半反応式は、反応物と生成物のペアを覚えていれば作れます。詳しくは半反応式の辞書をチェック!

タグ

関連動画

25:25
【高校化学】脂肪族V「アルデヒド、銀鏡反応、フェーリング反応」【有機化学#6】受験メモ山本
8:09
【高校化学】酸素を含む有機化合物⑦前半 〜アルデヒド〜かないTeachannel
5:34
アルデヒドおがさんの化学教室と弾き語り
4:08
銀鏡反応 実験 反応式 硝酸銀 有機化学 高校化学 エンジョイケミストリープラス 143252ヒロシのエンジョイケミストリー
7:03
構造決定 まとめ フェーリング反応 銀鏡反応 還元性 構造決定化合物情報09 アルデヒド基 有機化学 高校化学 エンジョイケミストリー 141269ヒロシのエンジョイケミストリー

関連用語

アルデヒド
フェーリング反応
官能基
ケト-エノール互変異性
アルコール発酵