サービス貿易
サービス貿易
サービス貿易とは、モノではなく、サービスが国境を越えることです。
4つの形態
サービスの国境の越え方は、「何が国境を超えるか」によって4種類に分類されます。
①サービスの越境
サービスそのものが国境を越える場合です。
今日YouTubeは観ましたか? YouTubeというのはアメリカの会社です。あなたは、「動画を視聴する」というサービスをアメリカの会社から受けたわけです。サービスが国境を越えましたね。
okkeを使うときも、Google検索あるいはAppleのApp(アプリのことです)などを使ってサイトにたどり着くじゃないですか。これもさっきと同じです。
あるいは、あなたが本場の胡椒餅や炸鶏排が食べたくなって、チャイナエアラインの飛行機に乗って台北に行ったら、台湾企業が日本人に移動というサービスを提供したということになりますね。
他にも、外国の人からネットや電話などを通じてサービスをしてもらう(オンライン英会話など)、外国の運送会社を使って何かを外国から送ってもらうなどがあてはまります。
②需要者の越境
サービスを受ける人が、外国に行ってそこでサービスを受ける場合です。
もしあなたが台湾に行って、台北の屋台で炸鶏排を買って食べたら、日本人のあなたが炸鶏排を提供してもらうというサービスを台湾で受けているので、これもサービス貿易にあたります。
逆に外国人観光客が日本で食事をしたり日本企業が運営するホテルに泊まったりしても、サービス貿易になります。
③商業拠点の越境
外国にサービスを提供する拠点を設ける場合です。
学校帰りにマックに寄ったことはありますか? 筆者は田舎だったのでありません。楽しそうに話してる高校生を横目に今マックで作業してます。なんか青春って感じで羨ましいです。
でもちょっと考えてみて下さい。マクドナルドってアメリカの企業ですよね。マクドナルドが日本で現地法人の日本マクドナルドを設立し、日本に拠点(=店)を構えて商売をしています。
つまり、アメリカ企業が日本にある拠点を通じて日本人のあなたにサービスを提供しているわけです。これも立派なサービス貿易です。
④提供者の越境
今度は、サービスを提供する人が外国に行って、そこでサービスを提供する場合です。
皆さん洋楽は聴きますかね。筆者はエド・シーランが好きでよく聴くんですが、仮にエド・シーランが東京に来て、筆者がライブに行ったとしましょう。
そうすると、英国人であるエドが日本に来て、そこで音楽を演奏するというサービスを日本人の私に提供したという形になります。立派なサービス貿易ですね〜。