西岸海洋性気候
定義
- 最寒月平均気温が**-3℃以上18**℃未満。
- 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満。
- 年平均降水量が乾燥限界以上かつ下記の条件を満たす。
- 最多雨月が夏にある場合は、最多雨月降水量≦10×最少雨月降水量
- 最多雨月が冬にある場合は、最多雨月降水量≦3×最少雨月降水量
- または最少雨月降水量が30mm以上
月平均気温10℃以上の月が4か月以上ならCfb、3か月以下ならCfcとなる。
特徴
夏もそれほど気温が上がらず、冬の寒さも厳しくない気候である。ブナなどの落葉広葉樹林や針葉樹林が広がり、それなりに肥沃な褐色森林土が分布する。ただし、氷河期に氷食を受けてやせた土地になっているところもある。混合農業や酪農が展開される。
成因
主に、冷帯と同じくらいの高緯度にあるが、大陸西岸を流れる暖流の暖かさが偏西風により影響するために、冬にそれほど低温にならない。一方で、温帯の中では高い緯度にあるために夏はそれほど暑くならない。ただしそれほど緯度が高くなくても、海洋の影響が強ことで年較差が小さいところもある。
タグ
# Cfb気候
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