標識再捕法
標識再捕法とは
※「再」の漢字を「採」と間違えやすいので注意!!
ある場所における個体群の大体の個体数を調べる方法の一つ。
主に行動範囲が広い(めっちゃ動き回る)動物に対して用いられる。
これに対して、植物やあまり動かない動物(貝類など)に対しては、「区画法」が用いられる。
手順
下図のような手順で求める。
1.調べたい個体群から何個体かを捕獲し、その全てに標識(印)をつける。
2.捕獲場所に放して、十分に拡散するまで数日待つ。
3.再度何個体かを捕獲し、その中で標識がついている個体とついていない個体の数を数える。
4.その割合から、おおよその個体数を求める。
求め方は上図の通りです!比を使うと、解きやすいです👌
標識再捕法の条件
上で紹介したような式を成り立たせるためには、以下の条件が必要になります。
- 出生や死亡、輸出入がない(個体数の増加や減少がないようにせんと比が成り立たないから!)
- 標識(印)をつけた個体が、つけた標識に影響を受けることがなく適度に拡散する(標識を付けた結果、個体が弱ってしまうようなことがあってはなりません⋯!)
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