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不可算名詞


不可算名詞 = 数えられない??

これまでの人生で、「パンや水は数えられないから不可算名詞!」と聞いたことある人は多いと思いますが、

「いや、パンも1枚、2枚と数えられるし、水も1杯、2杯と数えられるやん!」

と突っ込みたくなりますよね。

数えられない名詞はもちろん不可算名詞なのですが(後述)、数えられそうであっても 「具体的なまとまりがなく、一部を取っても基本的な性質が変化しない名詞」は不可算名詞 と押さえておきましょう。

例えば、

  • table(テーブル):テーブルとしてまとまってて、一部だけ切り取ったら机として機能しない → 可算名詞
  • bread(パン):一部だけ切り取っても食べたりできる → 不可算名詞
  • water(水):一部だけ切り取っても飲んだりできる → 不可算名詞

というイメージです。

okedic_英語.011.jpeg

これらのものは不可算名詞なので、基本的には

  • 2枚のパン → two breads
  • 3杯の水 → three waters

みたいには言えません。これらを数えたいときは、形・容器・単位などをつけて、

  • 2枚のパン → two slices of bread
  • 3杯の水 → three glasses of water

と表します!

<発展>
とはいえ、もちろん例外はあります。例えばカフェでコーヒーを頼むときは、コーヒーはメニューとしてまとまっていて、一部だけを切り取ったらメニューとして機能しません。なので、

Can I get a coffee?
(コーヒーを一つお願いします)

と、可算名詞の使い方をします。

他の不可算名詞

あとの不可算名詞は、数えられるかどうか、で考えて基本的には大丈夫です。例えば、一定の形が無かったら数えられないので不可算名詞と考えます。

  • kindness(優しさ)
  • advice(アドバイス)
  • importance(重要さ)

などは不可算名詞です。うっかり、複数形にしたり、a/an を付けないように注意しましょう!

他にも、一つしかない固有名詞も数えようがないので不可算名詞です。

  • Africa(アフリカ)
  • Mr. Jone(ジョン氏)

注意すべき名詞

ややこしいことに、意味を複数持つ名詞で、可算名詞として使う意味と、不可算名詞として使う意味をどっちも持つ名詞があります。思いつきますか?

例えばよく出てくるのが、work や room です。

work

まず、「作品」 という意味では、具体的にまとまっていて一部を取り出せないので可算名詞です。

He submitted two works in one month.
(彼は1ヶ月で2つの作品を提出した)

しかし、「仕事」 という意味では、形を持たないので不可算名詞です。

He loves his work.
(彼は仕事が好きだ)

※ 不可算名詞なので、works とならない点に注意!

room

こちらも、「部屋」 という意味では、具体的にまとまっていて一部を取り出せないので可算名詞です。

I booked two rooms of the hotel.
(そのホテルの2部屋を予約した)

しかし、「余地」「空間」 という意味では、形を持たないので不可算名詞です。

There is room for improvement.
(改善の余地がある)

※ 不可算名詞なので、a room などとならない点に注意!

<補足>
めんどくさいかもしれませんが、例えば長文を読んでて、「work が不可算名詞として使われている!ということは作品じゃなくて仕事と訳さなきゃ」という感じで、意外と解釈の手がかりになるので重要です。

こういうところが和訳で出題されたりするんですよね...

練習問題

次の名詞には、可算名詞の意味も、不可算名詞の意味もありますが、わかりますか?

(1) paper

(2) fire

【答え】

(1) paper

→ 「新聞」だと可算名詞、「紙」だと不可算名詞

(2) fire

→ 「火事」だと可算名詞、「火」だと不可算名詞

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