グアノ
グアノ
リン鉱石の一種で、海鳥の糞が堆積して化石になったもの。
肥料の原料として19世紀に盛んに採掘されたが、現在ではほぼ枯渇している。
リン
リン鉱石は、主に肥料の製造に用いられている。
化学肥料の主な原料は窒素・リン・カリウムの三種類といわれる。
このうちリンは主にリン鉱石から製造される。
リン鉱石には様々な種類があるが、このうち海鳥の糞などが化石化したものがグアノと呼ばれる。
さらに、グアノは窒素・リン・カリウムを全て豊富に含む超優秀な鉱物だったため、肥料としてちょうどよかったのである。
グアノの分布
原料が海鳥の糞なので、海鳥の多い地域によくみられる。
- オセアニア諸国(ナウルなど)
- ペルー・チリ
- 小笠原諸島
などがある。
海鳥は何千キロという長距離を飛ぶが、広大な海の中にぽつんと小さな島があったら、みんなそこに休憩しにくる。
その結果、島を埋め尽くすほど大量の鳥が集まり、糞が降り積もって化石化し、グアノが形成される。
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