飛鳥時代
概要
飛鳥時代とは飛鳥の地に王宮のあった時代。 推古天皇即位の593年から平城遷都の710年までの期間(※1)。
詳細
この時代を一言で表すと天皇中心の国へ向かっていく時代です。
古墳時代までは豪族たちが集まって政治を行なっていましたが、飛鳥時代の大化の改新を経て、奈良時代には天皇中心の国が誕生しています。
飛鳥時代は3つに分けて考えるとわかりやすいです。
の3つですね。 これ以降、この記事ではこの3つに分けてお話ししていきます。
蘇我氏期
豪族の中でも最も力をつけていた一族が蘇我氏でした。 蘇我馬子は自分の親戚である推古天皇を天皇にして、権力を握っていきます。 これ以降蘇我氏は天皇を凌駕するような権力を持つようになっていきます。
天智天皇期
そんな状況で立ち上がったのが中大兄皇子、後の天智天皇でした。
中大兄皇子は中臣鎌足と協力して蘇我入鹿を暗殺。この事件を乙巳の変といいます。
また、中大兄皇子と中臣鎌足によって天皇中心の国作りが行われていきました。この政治改革が大化改新です。
天武天皇期
こうして日本は天皇中心の国へと向かっていきますが、天智天皇(中大兄皇子)が死んでしまい、後継者争いが起こりました。 この天智天皇の後継者争いが壬申の乱です。 壬申の乱に勝利した大海人皇子は絶大な権力を握って天武天皇となり、以後天武天皇の子孫が奈良時代まで天皇を世襲していきます。
まとめ
補足
※1 飛鳥時代の範囲については現在も論説が分かれており諸説あります。しかし受験日本史としては593年から710年までという考え方で良いです。
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