塩湖
簡単なまとめ
湖水の塩分濃度が高い湖。
- 乾燥地域の、流出河川の無い湖
- チベット、アンデスなど
の二種類の塩湖があり、成因が異なる。
乾燥地域では、流出河川がなく、蒸発が激しいため塩分が濃縮され、塩湖が形成される。
チベット・アンデスでは、プレートの衝突により、かつて海だった地域が隆起。海水が閉じ込められて形成された。
塩湖
塩湖には二種類あります。
一つは、乾燥によって形成されたもの。
もう一つは、地殻変動により形成されたものです。
乾燥地域の塩湖
カスピ海、アラル海、死海が該当します。
成因は、
「流出河川がなく、乾燥地帯で蒸発が激しいため塩分が濃縮されるから」
です。
あらゆる土には微量の塩分が含まれていますから、実は淡水に見える水にもごく僅かに塩分が溶け込んでいます。
今度ペットボトルの水を買ったら、栄養成分表示をよく見てみてください。微量のナトリウムが入っているはずです。筆者が作業の傍ら飲んでいるSUNTORY天然水には100mlあたり0.8mgのナトリウムが入っていました。
このナトリウムを含む河川水が湖に流れ込むのですが、乾燥地域は蒸発が激しいため水分がどんどん飛んでいき、塩分が濃縮されます。
そしてさらに流出河川がないと、塩分が外に排出されることがなく、濃縮が進んで塩湖が形成されるわけです。
チベット・アンデスの塩湖
チベットやアンデスの高山地域には、砂漠でもないのに塩湖が形成されています。
これらの地域は、かつては海底でした。地殻変動によって隆起し陸地となり、くぼみに取り残された海水が現在まで残っているのです。
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