仮定法過去
仮定法とは?
仮定法とは、「もしこうだったら、こうなのに...」というように、現実の話とは違う理想の話・仮定の話をする時に使います。
例えば、「もし今ここに田中君がいたら、この宿題を手伝ってもらえるのにな...」という話もできます。
仮定法では、「現実とは違うことを話してるよ!」という印として「過去形」を使います。
以下で仮定法を使う3つのステップを見てみましょう。
仮定法で使う3つの助動詞
仮定法では、would, could, mightの三種類の助動詞を使うことが多いです。
それぞれwill(~するつもり・予定だ), can(できる), may(かもしれない)の過去形です。
つまり、
①”would”は「もし~なら、~になるだろう」という単純な未来の仮定、
②”could”は「もし~なら、~できるのに」という可能を含んだ仮定、
③"might"は「もし~なら、~かもな」という曖昧な仮定
を表すとも言えます。
それぞれの例を見てみよう
①wouldを使った仮定法の例
もし私が翼があったら、あなたのもとへ飛んでいくのに
⇒If I had wings, I would fly to you.
②couldを使った仮定法の例
もし私が車を持っていたら、あなたを家まで送ることが出来るのに。 (※人を家までおくる=drive 人 home)
⇒If I had my car, I could drive you home.
③mightを使った仮定法の例
もし彼がもっと頑張ったら、昇進するかもしれないのに。 (※昇進する=get promoted)
⇒If he tried harder, he might get promoted.
例外のBe動詞
仮定法でBe動詞が出てきたときは、「必ずwereを使う」と覚えておいてください。
例:もし私があなたなら、ニューヨークに住むだろうな。
STEP1(英語にする): I am you, I will live in NY
STEP2(過去形にする): I were you, I would live in NY
STEP3(Ifで繋げる): If I were you, I would live in NY.
まとめ:仮定法のポイント
仮定法のポイントは次の2つです!
苦手に思ってる人が多いと思いますが、これだけ抑えれば基本はOK!
練習問題
それではここまでの知識を活かして、練習問題を解いてみましょう。
(1)もし時間があれば、あなたの宿題を手伝うことが出来るのに。
If I ( )time, I ( )( )you with your H.W,
(2)もし私が彼女の電話番号を知っていたら、彼女に電話するのに。
If I ( )her phone number, I( )( )her.
(3)もし私があなたなら、その本を読むかもしれない。
If I ( )( ), I ( )( )the book.
解答:
(1) had, could, help
(2) knew, would, call
(3) were, you, might read
これをマスターした人は、「仮定法過去」もマスターしてみよう!